文化施設や歴史的建造物が充実している関西の都道府県といえば、やはり京都。特に嵯峨嵐山周辺は、時の流れを感じさせるすてきな名所が多数存在しています。今回は、そんな嵐山観光スポットのひとつである宝厳院(ほうごんいん)を中心に歩いていきましょう。
案内人は、関西専門の観光ライターである賀川奈伸雄です。
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嵐山本線に乗って

撮影/賀川奈 伸雄
大阪から嵐山に行くには、まず阪急淡路駅より桂駅を経由して西院駅へ。
そこから京福電気鉄道嵐山本線に乗って行きましょう。
この京福電気鉄道は昔ながらのワンマン電車であり、座席に腰掛けているだけでもどこか懐かしい雰囲気になれます。
素朴な下町の風景をお楽しみください。

撮影/賀川奈 伸雄
嵐山駅へ到着したので、記念写真を一枚。
それでは、徒歩で宝厳院へ向かいましょう。
歩いてだいたい10分程度。
メインストリートの裏手です。

撮影/賀川奈 伸雄
この宝厳院が建立されたのは寛正2年(1461年)。
後に京都を戦火に巻き込む「応仁の乱」のおよそ6年前、管領細川頼之によって建てられました。
創建してまもなく、前述した応仁の乱によって本堂などが消失してしまったのですが、場所を移転して再建。
現在までその形を留めています。

撮影/賀川奈 伸雄
神社仏閣といえば、やはり建物の構造やつくりに目がいきますよね。
この宝厳院はその建物のたたずまいもさることながら、庭もまた見ごたえがあることで広く知られています。

撮影/賀川奈 伸雄
なぜかといえば、この寺が建立された当時は庭の様式に宇宙を見出し、自然との調和を重視するという思想が広く実践されていたためです。
事実、その庭園はかなり広大で、ガーデニング好きな方が見れば嫉妬してしまうほどではないでしょうか。
宝厳院の住所・アクセスや営業時間など
名称 | 宝厳院 |
住所 | 京都府京都市 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36 |
営業時間・開場時間 | 9:00−17:00 |
利用料金や入場料 | 大人500円 小学生300円 |
参考サイト | http://www.hogonin.jp/ 最新情報は必ずリンク先をご確認ください。 |
宝蔵院は庭がすごい
それでは、その見どころを解説していきましょう。
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