大阪交野に遺された巨石の謎とは!?「磐船神社」探訪記

「食いだおれの街」「オバチャンが元気な街」として広く認知されている大阪府ですが、その名所についてはあまり知られていないようです。京都のすぐ側に位置し、海にも面していることから「天下の台所」とも呼ばれていたこの地には、実は多くの歴史的な名所があります。大阪府大阪生まれ、大阪の名所にはちょっとばかりうるさい私が今回向かうのは、交野市にある「磐船神社」。この場所に遺された巨石を訪ねてみました。
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撮影/賀川奈 伸雄

はじめまして、関西のさまざまな絶景スポット巡りをしている観光&グルメライターの賀川奈伸雄と申します。
行きたくてもなかなか行くことのできない、さまざまな秘境やレアスポットをどんどん紹介していきますので、よろしくお願い致します。

さて、今回ご紹介するのは、大阪府交野市の「磐船神社」。
この神社の何がすごいのかといいますと、「石」がすごいのです。

タクシーに乗って磐船神社へ出発!

94292:タクシーに乗って磐船神社へ出発!

撮影/賀川奈 伸雄

まずは京阪電車に乗り、京阪交野線「私市(きさいち)駅」へ行きます。
京阪本線から交野線へは「枚方市」駅でしか乗り換えができないので、この線に馴染みのない方はご注意を。
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撮影/賀川奈 伸雄

そして着きました私市駅。
三角形の屋根がまるで山小屋のようですね。

「大阪府民の森」というトレッキングスポットのすぐそばだからでしょうか、ザックを背負った観光客の姿をちらほら見かけました。

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撮影/賀川奈 伸雄

磐船神社はここから車で10分程度。
駅にある通話料無料の呼び出し電話からタクシー会社へ連絡できます。
帰りのことを考え、この電話から呼び出せる会社の電話番号をスマホで調べてメモしておきましょう。

一応、徒歩で行けないこともありませんが、危険な車道を歩くことになるのでおすすめしません。
時間もかなりかかってしまいます。

星田交通株式会社:072-8911-160

日本タクシー株式会社:072-827-5151

大阪トンボ交通株式会社:072-844-0818







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撮影/賀川奈 伸雄

呼び出しから15分後、タクシーが到着。
木々の覆い茂った林道を十分程走り続け、お目当ての磐船神社へと到着です。
石で有名な神社ということで、鳥居も石でできていました。

京阪電車 私市駅の住所・アクセスや営業時間など

名称 京阪電車 私市駅
住所 大阪府交野市私市山手3丁目6−32
営業時間・開場時間 5:00−25:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.keihan.co.jp/traffic/station/stationinfo/210.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

京阪電車 私市駅のスポットページ

入口そばの歌詠み石があなたをお出迎え

94317:入口そばの歌詠み石があなたをお出迎え

撮影/賀川奈 伸雄

鳥居をくぐって右手に、何やら文字の書かれた大きな石が…。
いったいなんと書いてあるのでしょうか。

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撮影/賀川奈 伸雄

解説によれば、右の石板には「梶を無み 乗りて遁れん世ならねば 岩船山も甲斐なかりけり 伴林六郎」と書かれているそうです。
(左の石板に関する解説は無し)

この伴林六郎とは、幕末の時代に勤王志士として活躍した国学者、伴林光平のこと。
光平は和歌の才があり、その分野においてすぐれた業績を遺しましたが、文久三年(1863年)、幕府軍に反抗の姿勢を見せた天狗党に協力していたとして、斬首刑に処されてしまったのです。

この巨石に埋め込まれたこの歌は、光平がこの近くの磐船まで逃れようとしたものの、寸前で捕縛されてしまった際に詠んだものであるとのこと。
どこか物悲しさが伝わってきますね。

次のページでは『その正体は神様の船?「磐船」』を掲載!
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