大阪の秘境、犬鳴山で絶景と温泉を楽しむ

関西の中ではもっとも「都市」であるという印象の強い大阪ですが、実は人里離れた秘境的な場所がいくつか存在しています。今回紹介する大阪府泉佐野市にある犬鳴山もその一つ。
大自然の中で温泉を楽しめる秘密のスポットとして、一部の観光マニアからは高い人気を誇っているのです。
今回はそんな犬鳴山の魅力を、関西専門の観光ライターであるこの賀川奈伸雄が紹介していきましょう。

泉佐野駅からバスで犬鳴山へ

98284:泉佐野駅からバスで犬鳴山へ

撮影/賀川奈 伸雄

犬鳴山の最寄り駅である泉佐野駅へは、なんば駅から乗れる南海電車で行くことができます。

ただし注意すべきは、南海電車は南海電車でも「空港行き」の方であること。

誤って高野山行きに乗ると、まったく別の方向へ行ってしまいます。

はじめて乗る方は意外と間違えやすいので、ご注意ください。

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撮影/賀川奈 伸雄

泉佐野駅へ到着後は犬鳴山行きのバスへ乗りましょう。

本数は大体1時間に1本ほどなので、お乗り忘れのないように。

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撮影/賀川奈 伸雄

ここが今回の目的地、犬鳴山七宝龍寺への入り口。

その敷地はかなり広大で、山の一角にたくさんのお堂や祠が点在しています。

山を上ってはいきますが、道自体はそれほど険しくありません。

ただ、苔むしている岩などが多いので、足元には十分ご注意を。

自然の中に建てられた七宝龍寺

98287:自然の中に建てられた七宝龍寺

撮影/賀川奈 伸雄

この一帯の自然がどれほど豊かであるかということは、川を覗いてみればおわかりいただけるでしょう。

水中で泳いでいる魚がはっきり見えるほどに透き通っています。

このお寺が建立されたのはおよそ1300年ほど前。
山伏となって山に籠もり修行を行う、いわゆる修験道の開祖である役小角(えんのおづね)によって開かれました。

明治時代における神仏分離令などで被った多大な損害にも屈さず、伝統的な山伏修行の場としてこの犬鳴の地に存在し続けたのです。







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撮影/賀川奈 伸雄

このお寺の中にはたくさんの「童子」がいます。

簡単に言ってしまえば小さな神様のことで、この犬鳴山には全部で48体もの童子像が祀られているのだとか。

時間に余裕があれば探してみましょう。

犬鳴山七宝龍寺の住所・アクセスや営業時間など

名称 犬鳴山七宝龍寺
住所 大阪府泉佐野市大木8
営業時間・開場時間 7:00−17:00
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.inunakisan.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

犬鳴山七宝龍寺のスポットページ

今も修行者が訪れる「行者の滝」

98289:今も修行者が訪れる「行者の滝」

撮影/賀川奈 伸雄

入口から坂を上がり続けて約1時間。

七宝龍寺の見どころである「行者の滝」に到着しました。

実を言うと、この滝があるからこそ、このお寺が存在する意味があります。

なぜかと言いますと、この滝の激しい流れに修験者たちが打たれ、精神を鍛える修行を行うから。

いわゆる「滝修行」は、修験道と切っても切り離せないものです。

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撮影/賀川奈 伸雄

「滝に打たれる修行なんて昔のことでしょ?」と思われるかもしれませんが、今でもここで己を磨こうとする方がたくさんいらっしゃるのだそうです。

そして、その中には女性もおられるのだとか。

確かに、大きな悩みごとに囚われているときに滝に頭から打たれれば、よいリフレッシュになるかもしれませんね。

ちなみに、事前予約さえ行えば滝修行をご自身で体験することも可能です。

何か新しいことがしたいのであれば、チャレンジしてみるのもいいかも?

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