香川観光で見られる歴史的スポット13選 日本一小さいけれど魅力が満載!

現代アートにパワースポット、うどん県として愛される香川県って、日本一小さい県なのにこれでもかってほど、多彩な観光地が揃っています。今回は、“定番からこんなところもあったんだ”と思う歴史的観光スポットをご紹介したいと思います。


#1 日本三大名園なんて何のその!広大な大名庭園栗林公園(高松市)

日本三大名園なんて何のその!広大な大名庭園栗林公園(高松市)

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ミシュラン・グリーンガイドで三つ星を獲得している、名勝栗林公園。
紫雲山を背景に景色を眺めながら、大名の優雅な生活ぶりを体感するのにもってこいの観光スポットです。
1631年ごろに生駒家の家臣西嶋八兵衛による治水工事が庭園の基礎となり、その後、初代高松藩主・松平頼重によって、1642年から100年以上かけて歴代藩主が作庭を続けました。
完成は1745年の5代藩主・頼恭の時代です。

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1875年に県立公園として一般に公開され、1953年に特別名勝に選ばれました。
「木や石に風雅な趣がある」と愛されています。
実は、栗林公園は黒松で有名ですが、1640年ごろは、栗の木が群生していたので「栗林公園」との名前になりました。

富士山に見立てて作られた築山の「飛来峰(ひらいほう)」や、歴代藩主も楽しんだ和船に乗って池からの景色を楽しむのも醍醐味です。
6つの池と13の築山、黒マツを中心に構成される、回遊式日本庭園となっています。
日本式の南庭と明治洋風の北庭に分かれており、偃月橋(えんげつきょう)からの眺めも最高です。
四方正面の茶室掬月亭でお茶を楽しみながら、他では見られない趣ある景色を眺める癒やしのひとときも魅力的ですよ。

#2 門前町散策も楽しい!金刀比羅宮(琴平町)

門前町散策も楽しい!金刀比羅宮(琴平町)

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一生に一度はお参りしたいと、お伊勢のお陰参りと共にこんさんぴらさん参りが広まった、江戸時代から人々の憧れの聖地だった金刀比羅宮。
標高521mの象頭山の中腹にあり、本堂までは785段、奥宮までは1368段と、ちょっときついですが、こんぴらさんの愛称で親しまれる金刀比羅宮にはお参りしてみたいものですね。

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始まりは古すぎてはっきりとはわかっていません。
天照大御神の弟大物主神が行宮を営んだ跡を祭った琴平神社が始まりで、中世以降に仏教の金毘羅と習合して、金毘羅大権現とされたとの説があります。
1165年には、相殿に崇徳天皇を合祀しています。
海上の守り神とされているのは、象頭山の麓にまで入り江が入り組んでいたからとか。

長い石段を上がって365段には、初代藩主松平頼重により寄進された二層入母屋造り瓦葺き総門の大門をくぐるとある、境内で唯一商売をしている五人百升という飴屋さんが有ります。
ここで売られる加美代飴を、お土産に購入するのもおすすめです。
お参りをした後は、ゆっくり門前町を散策して、グルメを食べ歩きするのも楽しいかも。

#3 瀬戸内海に面した日本三大水城!高松城跡・玉藻公園(高松市)

瀬戸内海に面した日本三大水城!高松城跡・玉藻公園(高松市)

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安土桃山時代の1587年に、この地を治めた生駒親正が、1588年から高松城の築城を始めました。
1640年の生駒騒動で国替えになった後、松平頼重に東讃12万石が与えられ入城しています。
その後、城内は改築され、1670年には天守や東の丸、北の丸を建てています。
2代藩主の頼常のもと月見櫓や三の丸に御殿も建ち、11代にわたって松平氏の居城となりました。

その後は、土佐藩を中心とする官軍に1868年に、無血開城しています。
この高松城は、一度も戦争経験をせずにすんだ幸せなお城でした。
明治以降は陸軍省によって、建物の多くが取り壊され、1884年には天守が老朽化によって解体されています。
その後、松平家所有となり天守台に玉藻廟が、三の丸には現名勝の庭園を持つ披雲閣を建設。
1954年に高松市の所有となり翌年に国の史跡に指定されています。
現存の櫓や水手御門、石橋、石燈籠、飛び石なども設置しており、往時の松平家の華々しい時代を彷彿とさせています。

#4 美しい石垣は必見!丸亀城(丸亀市)

美しい石垣は必見!丸亀城(丸亀市)

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日本一の高さを誇る石垣の美しさと、日本一小さな天守として有名な丸亀城。
石垣は、「扇形の勾配」と呼ばれる美しい曲線を描いており、訪れる人々を圧倒しています。
もうひとつこのお城には日本一があるんです。
それが二の丸の井戸。
日本一の深さを誇っています。

1602年にほぼ完成した城郭は、室町時代初期に管領、細川頼之の重臣奈良元安が砦を築いたことから始まりました。
1597年に生駒親正が17万石を豊臣秀吉から与えられ、高松城を本城として、亀山にこの城を築きました。
これは大阪城をモデルに作ったようです。
お手本にしたのはお城だけでなく、城下町や濠や土をもった土塁で囲んだ「総構」も真似ています。
生駒家がお国替えになったことで、1641年に山崎家治が、5万石を入封し丸亀藩を立藩。
1643年から城の改修に着手しています。
幕府はキリシタン蜂起に備えることができると、この改修のために銀300貫を与え、突貫工事までさせました。

今では丸亀のシンボル的存在となっており、現存する数少ない『木造天守十二城』のひとつとなっています。
国の重要文化財に指定された、白亜の三層三階建ての木造天守や大手一ノ門、大手二ノ門は、江戸時代から現存し、大手一ノ門は、無料で内部公開されています。

#5 弘法大師ゆかりの地!総本山善通寺(善通寺市)

弘法大師ゆかりの地!総本山善通寺(善通寺市)

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お正月には約20万人が訪れるという、四国霊場八十八ヶ所・第75番札所として、地元の方にも親しまれている真言宗善通寺派の総本山。
西院にある「御影堂」は、真言宗の開祖、弘法大師が生まれた生家の跡地です。
このお寺が建立されたのが、807年のこと。
6年かけて建立しました。
唐から帰朝した弘法大師が、先祖の菩提を弔うために建てた、真言宗最初の根本道場です。

境内は、東院と西院に分かれています。
国宝の金銅錫杖頭や一字一仏法華経序品をはじめ、重要文化財の金堂や五重塔、木造地蔵菩薩立像など見どころ満載です。
また、遍照閣の1階には、四国八十八ヶ所霊場の各霊場の本尊が祀られており、「お砂踏み」をすると、寺院を巡った時と同じご利益があるとか。
訪れて、ご利益をいただいてみてはいかがでしょう。

Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

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