【静岡観光】大井川鐵道に乗って新緑の川根路へ!

大井川鐵道(大鐵)は、「金谷」を始発駅として大井川に沿って南アルプスの玄関口「井川」駅まで総延長65kmを走る私鉄。毎日運行されるSLや、子どもたちに人気の「きかんしゃトーマス号」の運行でも有名な鉄道です。今回は新茶の香り漂う大井川鐵道大井川本線の各停車駅(新金谷 – 千頭[せんず]間)周辺の見どころをご紹介。


茶畑と大井川の絶景を走るSL急行「かわね路」

茶畑と大井川の絶景を走るSL急行「かわね路」

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JR東海道本線「金谷」駅から大井川に沿って終点「千頭」駅まで39.5km、19駅を結ぶ大井川鐵道大井川本線。
1976年には全国に先駆けてSLを復活させ、2014年にはアジアではじめて「きかんしゃトーマス号」の運行も開始した大鐵は大井川中流地区の観光鉄道として、そして地域住民の足として親しまれています。

とくに大鐵の顔とも言うべきSL急行「かわね路」は「C11型227号機(1942年製)」をはじめ蒸気機関車4両がほぼ毎日運行されており、車掌さんのハーモニカ演奏やユーモアあふれるガイドも呼び物。
沿線は静岡県を代表するお茶「川根茶」の一大生産地で、新茶の季節には茶摘み風景も見ることができます(「かわね路」の始発駅は新金谷になります)。

SL急行 かわね路の住所・アクセスや営業時間など

名称 SL急行 かわね路
住所 静岡県島田市金谷東2丁目1112 新金谷駅
営業時間・開場時間 運行日・時刻表による
利用料金や入場料 SL急行料金:大人800円 小人400円 (乗車券別途)
参考サイト http://oigawa-railway.co.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

SL急行 かわね路のスポットページ

新金谷(「プラザロコ」)

新金谷駅すぐ前にあるのがみやげ物販売と喫茶店、鉄道ミュージアムの入った娯楽施設「プラザロコ」。
SL急行「かわね路」切符販売窓口も兼ねています。

建物奥は昭和30 – 40年代の駅舎を再現した鉄道ミュージアムとなっており、ドイツ・コッペル社製蒸気機関車やダム水没前の旧井川線を走っていたミニ客車などが展示され、乗車することも可能。
鉄道模型コレクションに懐かしの映画ポスターも多数展示されており、発車前のひとときを過ごすにはぴったり。

プラザロコの住所・アクセスや営業時間など

名称 プラザロコ
住所 静岡県島田市金谷河原1844-1
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://oigawa-railway.co.jp/museum
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

プラザロコのスポットページ

家山(レトロ駅舎、野守の池)

家山(レトロ駅舎、野守の池)

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SL急行「かわね路」の途中下車駅が、桜並木でも有名な家山駅。
「にほんの里100選」にも選ばれた茶畑と里山広がる大井川中流域に面したこの駅は1929年の開業。
木造駅舎は映画『男はつらいよ』や『鉄道員[ぽっぽや]』の撮影にも使われました。

周囲1.2kmほどの「野守の池」は、大井川の蛇行した跡がそのまま池になったもの(河跡湖)。
現在の野守の池はシダレザクラ、カンヒザクラなどの花の名所としても知られています。
「野守公園」からは野守の池全景が見渡すことができ、全長207mのボブコースターや全長69mのローラーすべり台もあります(ボブコースターは係員の常駐する週末および祝日のみ利用可)。

野守公園の住所・アクセスや営業時間など

名称 野守公園
住所 静岡県島田市川根町家山
営業時間・開場時間 ボブコースター:10:00−15:00(土日祝のみ)
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://asobi.eshizuoka.jp/e908373.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

野守公園のスポットページ

抜里[ぬくり] – 川根温泉笹間渡(「SLの見える丘公園」)

抜里[ぬくり] - 川根温泉笹間渡(「SLの見える丘公園」)

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金谷を出発した上り列車が最初に大井川を渡るポイントが、「大井川第一橋梁(1930年竣工、デッキガーター型)」。
抜里[ぬくり]駅の対岸を通る県道63号線沿いに、大井川を渡るSLが眺められる「SLの見える丘公園」があり、タイミングがよければここから大井川第一橋梁上を通過する「かわね路」を撮影することができます。
かなり離れているため望遠レンズ狙いがおすすめ。

「SLの見える丘公園」へは大鐵大井川本線「笹間渡[ささまど]」駅より徒歩約20分。
大井川第一橋梁はほかにも撮影ポイントが点在しており、付近の散策とあわせて楽しめます。


SLの見える丘公園の住所・アクセスや営業時間など

名称 SLの見える丘公園
住所 静岡県島田市川根町身成
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.shimada-ta.jp/tourist/tourist_detail.php?id=35
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

SLの見える丘公園のスポットページ

川根温泉笹間渡(「鵜山の七曲り」、「ふれあいの泉」)

川根温泉笹間渡駅は1930年開業の無人駅で、川根温泉の玄関口。
意外に思われるかもしれませんが、川根温泉は湧出量毎分730リットルで、この湯量は静岡県ナンバーワン。
「川根温泉 ふれあいの泉」では全浴槽源泉かけ流しで、露天風呂からは大井川第一橋梁を走る「かわね路」も見えます。
SLの見える露天風呂は全国でもここだけと言われています。

抜里 – 塩郷間を流れる大井川中流域約4kmは通称「鵜山[うやま]の七曲り」と呼ばれ、激しい地殻変動でしわのように隆起した地層に川が流れこんで形成された屈曲谷でたいへん珍しく、静岡県の天然記念物に指定されています。
「鵜山の七曲り」がよく観察できる「朝日段公園」へは大鐵大井川本線「家山」駅から車で約20分になります。

川根温泉 ふれあいの泉の住所・アクセスや営業時間など

名称 川根温泉 ふれあいの泉
住所 静岡県島田市川根町笹間渡220
営業時間・開場時間 9:00−21:00 第1火曜定休
利用料金や入場料 大人510円 小学生300円
参考サイト http://kawaneonsen.jp/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

川根温泉 ふれあいの泉のスポットページ

地名 – 塩郷(日本一短いトンネル、塩郷の吊橋)

地名[じな] – 塩郷[しおごう]駅間、大井川と茶畑うねる風景を走る大鐵を「日本一短いトンネル」がまたぐ場所があります。

これは開通当時、鉄道の真上を通過する物資運搬用の索道から荷物の落下を防ぐ目的で造られたトンネルで、長さ11m、幅5m。
地名駅の北約100mのところにあり、地名駅構内からもよく見えます。

県道と大井川に挟まれるように建つ塩郷駅近くには、「塩郷の吊橋(久野脇橋)」があり、ゆらゆら揺れる吊橋直下をSLが通過してスリル満点! この吊橋は大井川に架かる吊り橋としてはもっとも長く、全長は220.4mもあります。

塩郷の吊橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 塩郷の吊橋
住所 静岡県榛原郡川根本町下泉1939
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.okuooi.gr.jp/wordpress/20110902/624/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

塩郷の吊橋のスポットページ

田野口(智満寺の川根大佛)

田野口[たのくち]駅は、レストアされた昭和初期の木造駅舎が映画やドラマのロケにも利用される昭和レトロを強く感じさせる駅舎。
その田野口駅から大井川を渡って徒歩15分ほどの茶畑と竹林に囲まれた千葉山智満寺は、創建が平安時代にまでさかのぼるという曹洞宗の古刹。
「千手観音菩薩」をご本尊とするこの寺院の境内奥には総丈6.5m、2000年建立の大理石でできた「川根大佛」坐像も鎮座。
ほかにも身の丈3.3mの「涅槃像」や「わらじ観音像」、俳人の山頭火の句碑もあります。

Writer:

伊豆半島の付け根に住んでいます。地元静岡県の記事が中心ですが、海外ものもときおり織り交ぜてご提供。公共交通機関を最大限活用するスローな旅が好きです。

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