鎌倉にはたくさんの観光スポットがありますが、代表的な場所として真っ先に名前が上がるのが”鶴岡八幡宮“ですよね。
源氏の氏神として名高い鶴岡八幡宮は、境内の素晴らしい建築群もさることながら、最近では様々なご利益があるパワースポットとして、ますます人気を高めています。
今回、鶴岡八幡宮を5時間かけて拝観してきましたので、見どころポイントをしっかりお伝えいたしますね!
1-1.鶴岡八幡宮の歴史

撮影/Churako
陸奥守だった頼義が奥州を平定して鎌倉に戻った後、かつて戦勝祈願を行った京都の石清水八幡宮を、源氏の氏神として由比ガ浜辺にお祀りしたのが始まりです。
鎌倉幕府を開いた源頼朝公は、その6代後の子孫。
頼朝公は、源氏の再興を祈念して治承4年(1180)に由比ガ浜辺から現在地に八幡宮を遷し祀ります。
建久2年(1191)には鎌倉幕府の宗社として上下両宮の現在の姿に整え、鎌倉の街づくりの中心とされました。
その後、鶴岡八幡宮は関東の守護、国家鎮守の神社として全国の武士の崇敬を集めていきました。
「吾妻鏡」「平家物語」「義経記」「徒然草」など多くの文学作品にも登場します。
現在の建物は、江戸時代に徳川幕府によって建てられたものが多く、本宮をはじめとして数々の建物が国の重要文化財となっています。
1-2.鶴岡八幡宮の境内

特に9月16日に行われる流鏑馬(やぶさめ)神事は有名で、境内を横切る馬場にて行われる様子は壮観です。
また、境内の中心に位置する舞殿は、かつて静御前が舞を奉納した場と言われる若宮廻廊跡に建っています。
毎年4月には「静の舞」が奉納されるほか、1日1組限定で「幸あかり」挙式が行われるなど、神前結婚式の舞台にもなっています。

鶴岡八幡宮提供
特に三ノ鳥居をくぐってから左右に広がる源氏池と平家池には、春は桜、夏には蓮の花が咲く美しい光景を見ることができます。
秋は白旗神社が紅葉で美しく彩られ、神苑ぼたん庭園では冬には正月ぼたん、そして春にも珍しい大ぶりのぼたんの花も鑑賞することが可能です。

鶴岡八幡宮提供
しかし再生への取り組みの結果、残った幹や根から若芽が新たに生えてきたことが確認され、年々成長を続けており生命力の強さを見せてくれています。
鶴岡八幡宮 | 施設案内
https://www.hachimangu.or.jp/about/guidance/ooicho.html
1-3.鶴岡八幡宮の拝観について

鶴岡八幡宮提供
拝観時間は5:30(10月~3月は朝6:00開門)~21:00(最終入門は20:50)です。
鶴岡八幡宮境内の拝観料は無料ですが、宝物殿拝観の場合は 中学生以上:¥200・小学生:¥100の拝観料がかかります。
2.鶴岡八幡宮へのアクセス

撮影/Churako