パネクッケン(pannekoeken)/800円~
クレープよりは少し分厚いパンケーキのパネクッケンは、素朴な味わいで、どんな具材にも合い、専門店もあるほどバリエーションが豊かです。
朝食やランチには、ハムやチーズを乗せて、夕食にはチキンのクリーム煮などをかけて、カフェでのコーヒーブレークやデザートとして、
生クリームやフルーツを乗せて・・・と様々にアレンジされます。
直径25~30センチと、ボリュームもありますので、オーダーの際にはご注意を。
ヒュッツポット(hutspot)/600円~
オランダの国民性は、質素で堅実だと言われます。
ヒュッツポットは、まさにそれを体現したかのような素朴で滋味あふれる味です。
基本はマッシュしたジャガイモに玉ねぎや人参を加えたもので、ベーコンやソーセージの付け合せに使うれます。
はじまりは、16世紀にオランダがスペイン軍と戦っていた時代にさかのぼります。
ライデンという町がスペインに包囲されていました。
そこで、スペイン軍の陣地を水浸しにするため、堤防を決壊させましたが、そのときの轟音で、スペイン軍は敵が攻めてきたと
勘違いし、逃げ出しました。
スペイン軍が逃げ出した後には、まだ温かい潰した野菜の鍋物が発見されたのが、この料理の由来と言われています。
ハーリング(herring)/500円~
ハーリングと呼ばれるニシン、年中獲れるものではなく、5~7月が旬の食べ物です。
この時期のニシンは脂がのって栄養たっぷり。水揚げされたあとは船上で塩漬けにされます。
よくある食べ方は、玉ねぎのみじん切りを乗せ、ピクルスとレモンを付け合せにしたものです。
海の香りと爽やかさが入り混じった味で、サンドイッチにもおススメです。
焼いたりフライにしたあとに酢漬けにすると、また、コクが出て違った味わいになります。
クロケット(kroket)/150円
オランダで、一番気軽に食べられるものといえば、これ、クロケットです。
コロッケの原型とも言われていますが、レストランはもちろん、マクドナルドなどのファストフード店や屋台で販売されるほか、
自動販売機まであるほどです。小さいサイズに作って、バーやレセプションでのおつまみにも使われます。
マクドナルドでは、ご当地メニューとして「マック・クロケット」というメニューもあります。
中身は牛肉が一般的ですが、ゆで卵、小エビ、チーズ、クリームソース、米、インドネシア風やきそばのバミ・ゴレンが入ったものまであります。
チーズ(cheese)/600円~
オランダと言えばチーズ!
一人当たり1年間に15kgも消費するほど、オランダ人はチーズ好きです。
お馴染みの黄色いワックスでカバーされたゴーダ、エダム、そのほかにも穴の開いたマースタイム、「職人芸のチーズ」とされる
ボエレンカアスなどがあります。
国内あらゆるところでチーズ市場が開かれ、チーズ作りの歴史を知ることのできるミュージアムもあります。
美味しさを堪能するには、そのまま食べるのが一番。スライスしただけの状態や、サンドイッチに挟んで食べることが多いです。