憧れの島にある驚きの絶景!今にもこぼれそうな『ソルヴァグスヴァテン』

スコットランド、アイスランド、ノルウェーを結ぶ海のちょうど中間点付近にある小さな島々、フェロー諸島(Faroe Islands)の一つの島に、目を疑うような湖があります。今にもこぼれそうな湖は、自然がつくった芸術品のようです。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

500px.org

デンマークの自治領であるフェロー諸島は、スコットランド、ノルウェー西海岸、アイランドのシェットランド諸島を三角形に結んだちょうど中心点に浮かぶ、大小18の島々からなります。このフェロー諸島を構成する島のうち、3番目に広い島、ヴォーアル(Vagar)に、目を疑うような湖があります。ソルヴァグスヴァテン湖(Sorvagsvatn)です。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

wixstatic.com

ヴォーアル島は、フェロー諸島の西側に位置し、全体は犬のような形をしています。このヴォーアル島の南端にあるソルヴァグスヴァテン湖は、島で最も大きな湖で、面積は3.4平方キロメートルあります。地元の住民にはLeitisvatnとも呼ばれており、ほぼ南北に細長い形をしている湖では、探索ツアーなども開催されています。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

greengate.fo

フェロー諸島がどこにあるか、すぐに答えることができる人は少ないでしょう。千数百年前から北欧ヴァイキングが居住していた歴史がある、北大西洋に浮かぶフェロー諸島には、様々な地形と気候の違いがあるため、いくつもの絶景があります。2007年にナショナルジオグラフィックトラベラー誌には「世界で最も憧れの島」に選ばれていますが、その絶景の一つが、ソルヴァグスヴァテンなのです。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

heiner-lamprecht.com

ソルヴァグスヴァテンは、複雑な地形の中にあります。島の端にある湖でありながら、標高が高い部分に囲まれているため、このような不思議な絶景を産み出しているのです。海に一番近い部分でも標高30mあり、ちょうどその部分は滝(Bosdalafossur)があり、そこから湖水が海に流れ出ています。滝から海に水が流れすさまも、素晴らしい景観です。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

mymagicplaces.com

島に向かう飛行機の窓からソルヴァグスヴァテンを眺めると、島を流れる大きな川のようにも見えますが、よく見ると、湖の周りの土地が斜めに隆起し、海と接する部分はほとんどが高い断崖絶壁になっていることがよくわかります。海からの高さが最も低い部分が滝となり、海に湖の水が流れこんでいるのです。滝が水量のバランスをとっているかのようです。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

imgur.com

少し顔を傾けてみると、島自体が湖の水を少しずつ海に注ぎこんでいるように見えます。なんとも不思議な光景です。湖の東側にある小高い山は、高さ376メートルもあります。西側にある、海沿いのの丘も、142メートルもあります。滝の位置が海抜30メートルの断崖と言っても、周りに比べると格段に海に近いことが分かります。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)

turism.bzi.ro

見れば見るほど不思議な湖は、空から見ても、近づいてみても、絶景であることは変わりありません。海が時化ると、荒れた海の波が襲い掛かることもあるソルヴァグスヴァテン。湖自体はとても静かで鏡のようです。メジャーな観光地ではない、自然の芸術がそこかしこにあるこの島を訪れて、ぜひ、この不思議な湖を一目見てみたいものです。

ソルヴァグスヴァテン(SORVAGSVATN)への行き方

日本からコペンハーゲンで乗り継いで、アトランティック航空でヴォーアル空港まで飛びます。空港からはバスか自動車で移動します。