六角形の柱で創られた自然の神秘『フィンガルの洞窟』

とても自然が生み出したものとは思えない、おびただしい数の六角形の柱がひしめくちょっと不気味な洞窟が、スコットランドにあるのをご存知ですか?
今回は、そんなまるでゲームのダンジョンのような洞窟、スコットランドのフィンガルの洞窟についてご紹介します。






フィンガルの洞窟があるのはスタファ島という無人島で、ヘブリディーズ諸島のうちのひとつです。
そこは現在スコットランド・ナショナル・トラストというボランティア団体が所有しており、自然保護区の一部となっています。
なんといっても特徴的なのはこの六角形の柱群。
まるで神様のいたずらのようなこの柱は、高い温度の溶岩が冷えていく過程で生じる割れ目の形が六角形であることから生じたもので、れっきとした自然現象の産物。
洞窟の入り口に辿り着くには、この柱でできた壁に沿って歩きます。
ここがフィンガルの洞窟の入り口です。
「フィンガル」の名前は、アイルランドの神話に出てくるフィン・マックール(フィンガル)という英雄から取られたもので、神話の中には彼がスコットランドとアイルランドをつなぐ玄武岩の道をつくったという伝説があります。
洞窟の中は真っ暗で、探検には懐中電灯が必須です。
その希有な外観に負けず劣らず、洞窟内にも不思議なからくりが隠されているフィンガルの洞窟。
その内部では、高くアーチ状をした天井に遠くの波音がこだまして、独特の音響を生むといいます。






その不気味な音にインスピレーションを受けたドイツロマン派の作曲家メンデルスゾーンが、その名も「フィンガルの洞窟」という演奏会用序曲を作曲したことでも有名です。
フィンガルの洞窟はゲール語ではUamh-Binnと呼ばれ、その意味は「歌の洞窟」なんだそうです。
そのことからもわかる通り、フィンガルの洞窟はいわば天然の大聖堂。
おしゃべりの声も普段とは違って聞こえてくるかも。
自然が生み出した神秘をあますところなく堪能できるフィンガルの洞窟は、冒険好きには見逃せないスポット。
スコットランドの小説家ウォルター・スコットにして「私が今まで見た中で最も非凡な場所の一つ」と言わしめるその絶景を、あなたも見に行ってみませんか。

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