日本にも大きな影響を与えたポルトガル第二の都市、ポルト歴史地区

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「ポルト歴史地区」をご紹介します。

ポルト歴史地区ってこんなところ

ポルトガル第二の都市ポルトの歴史

紀元5世紀にローマ帝国の港・ポルトとして開かれたのが、この街の始まりです。
その後イスラム勢力の支配を受けましたが、キリスト教国の国土回復運動であるレコンキスタの進展により、12世紀にこの地は再びイスラムから回復されました。
1373年イギリスとの攻守同盟が結ばれたのをきっかけに、世界の海にはばたく大航海時代が、この港町を中心に15世紀にかけて展開されることになりました。
1415年アフリカ大陸モロッコのセレタを攻略したポルトガルは、エンリケ航海王子の指揮のもと新しい航路を次々と開拓していきました。
1498年にはヴァスコダ・ガマがアフリカ大陸の喜望峰を越えてインド航路を発見し、香辛料・胡椒貿易の独占がポルトガルに莫大な利益をもたらしました。

これをきっかけにポルトガルの世界の海への進出が始まり、1543年には種子島に漂着したポルトガル人が鉄砲を日本に伝え、日本の歴史を大きく動かすことになりました。
さらに1569年にはルイス・フロイスが、鉄砲を武器に天下布武を目指す織田信長と会見しています。
もし地球儀を眺めていた織田信長が本能寺の変で倒れなかったら、日本も大航海時代に乗り出していたかもしれませんね!







大航海を支えたポルトの人々

新天地を目指す大航海は、ポルトの商人たちにとっては新たなビジネスに進出するチャンスであり、貴族階級の次三男にとっては自分が独立して領地をもてるチャンスでもあり、ポルトの人々は大船団の建造や航海に資金面で、また人的な面で積極的に応援しました。

肉のおいしい部分は船団に積み込み、自分たちは残った内臓の部分を食べればいいということで生まれたのが、臓物の煮込み料理「トリパス」といわれています。
広い世界の海に乗り出した人々の心意気をぜひ一度味わってみて下さい。

カテドラル(ポルト大聖堂)~12世紀に建設された市内で最も古い建物です。
14~15世紀にかけて礼拝堂と回廊が付け加えられ、以後も様々な増改築が行われてきました。

クレリゴス教会~18世紀に建設された装飾の多い、バロック様式の教会です。
ほぼ同じ時期に建てられたクレリゴスの塔は、高さ76m、225段の階段で6階の頂上に上がると市内を見渡すことができます。

ポートワイン~ポルト地域でじっくり醸造された、その名の通りポルトから生まれ、世界に知られた特産の甘口ワインです。

キリスト教信仰の中心都市ブラガ

ポルトから約1時間の距離にあるブラガを中心とする都市圏は、リスボン、ポルトに次ぐポルトガル第3の都市圏です。
かってはローマ時代の属州ガラエキアの首都でしたが、11世紀以降は主にポルトガルにおけるキリスト教信仰の中心都市として発展してきました。

ブラガ大聖堂~大聖堂の建設は11世紀から始まり、13世紀半ばまで続きました。
その後も増改築が繰り返されたため、ロマネスク、ゴシック、マヌエル、バロック各様式の混合した建築になっています。

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