ドイツにおける「原爆ドーム」のような存在感…歴史を物語る「カイザー・ヴィルヘルム記念教会」

ヨーロッパの主要国家の1つとして代表されるドイツ。この国の歴史は非常に深く、今なお周辺諸国だけではなく世界中に影響を及ぼしています。そのようなドイツを長年見守り続けてきた建物として、カイザー・ヴィルヘルム記念教会があります。今回はこの教会について紹介します。

中心部にそびえるボロボロの教会

中心部にそびえるボロボロの教会
ドイツの首都であるベルリンにあるこの教会は、「虫歯」と呼ばれるほどボロボロの外観となっています。
何故ボロボロなのかは後ほど述べますが、中心部に位置しているため、アクセスの面はとても良いです。

元々は帝国を作り上げた皇帝のため

元々は帝国を作り上げた皇帝のため
この教会は、1888年に亡くなったヴィルヘルム1世という皇帝を追悼するために建てられました。
彼は様々な国が乱立していた当時のドイツ領土を統一し、ドイツ帝国として新たな国家を作り上げた立役者の一人でもあります。

完成当初は非常に大きかった

完成当初は非常に大きかった
完成当初の教会は、今現在よりも非常に大きな建物でした。
当時の写真も多く残っており、写真からでもその頃の教会の大きさや美しさを把握することが出来ます。

全てが変わった世界大戦

全てが変わった世界大戦
しかし、1939年に起きた第二次世界大戦によってこの教会どころかドイツ全体が甚大な被害を受けました。
特にベルリンは大空襲を受け、この教会も崩壊はしなかったものの、ボロボロのままで一部しか残りませんでした。






ドイツにおける「原爆ドーム」

ドイツにおける「原爆ドーム」
戦後、この教会を取り壊す計画やボロボロの外観を修繕する計画がありましたが、未来へ戦争の悲惨さを告げるためにもという理由でそのままになりました。
これは日本の世界遺産でもある「原爆ドーム」と同じ理念を持つ建物ともいえます。

青き光に包まれる内部

青き光に包まれる内部
教会の内部は、青いステンドグラスによる神秘的な空間として改装されました。
教会としての本来の役目であるミサだけではなく、コンサートが開かれるといったホールとしての役目も兼ね備えています。

悲惨さを伝える資料

悲惨さを伝える資料
改装されたとはいえ、今でも当時の内装の一部が残っており、当時の戦争の資料も展示されています。
戦火の中で奇跡的に守られた内装や資料は、いかに戦争が恐ろしいものなのかを訪れた観光客に伝えています。
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