吸い込まれるような魅惑のブルー。神秘の海『青の洞窟』

世界各地に「青の洞窟」と呼ばれる名所はありますが、おそらくその中でも一番有名なのがこれかもしれません。ここではそんな、イタリアのカプリ島が誇る青の洞窟についてご紹介します。


青の洞窟(英語でBlue Grotto、イタリア語でGrotta Azzurra)はイタリア南部、カプリ島にある海食洞。カプリ島は大部分が断崖絶壁となっており、そこに海水が浸食してできた洞窟です。
洞窟の入り口は幅約2m、高さは1mほどしかなく。波の高い日や大潮の時などは入ることができなくなります。夏の時期だと8~9割方は入ることができますが、冬だと入れる確率は1割程度とか。一日の中でも気候の変動によって入れたり入れなかったりするので、カプリ島に余裕を持って滞在し、その時を待つのがオススメです。
また、水面が最も美しく青く輝くのは午前中なので是非その時間に向かいたいところ。ただし、一番込み合うのも午前中なのでそこは覚悟して行きましょう。
手漕ぎの小船に乗って入って洞窟の入り口まで来ると、船頭は入り口に張られた鎖をぐいっと引いて小船を洞窟内へと進めます。入り口が非常に低いため、乗客は頭と体を船底に沈めなければいけませんが、次に顔をあげたときに広がる世界は、まるでこの世のものとは思えない美しさです。

洞窟内側には奥行き54メートル高さ15メートルの空間が広がっています。水面は青い光を放って輝き、神秘的な雰囲気に包まれています。
まるで水面の上に青いライトが当たっているように見えますが、実は逆。洞窟は太陽の光で底からライトアップされているのです。カプリ島周辺の土壌は石灰岩でできており、この洞窟の底も白く輝く石灰岩です。電気や他の人工のライトがない暗闇の中、イタリア南部の強い太陽光が白亜の底面に差し込み、その光が反射してこの幻想的な景観を創り出しています。
かつて、ポセイドンやトリトンの彫像が発見されたこともあり、ローマ帝国時代から皇帝が個人的な水泳用のプールや入浴に使用していたとも考えられているこの青の洞窟。イタリアを代表する絶景スポットです。
wondertrip編集部

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