フランスパリで人気No.1の観光スポット「ルーヴル美術館」は、かつて国王の宮殿だった!

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日はフランスパリの「ルーヴル美術館」をご紹介します。






一度は行ってみたい!パリの人気観光地ルーブル美術館とは?

一度は行ってみたい!パリの人気観光地ルーブル美術館とは?

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ルーヴル美術館は、アメリカのメトロポリタン美術館とロシアのエルミタージュ美術館と共に世界三大美術館の一つとして知られるフランスパリ屈指の人気観光地です。
ルーヴル美術館には、古代文明美術、古代エジプト美術、ヨーロッパ三大文明美術の中世から19世紀前半までが展示されています。
19世紀後半から第一次世界大戦までが、オルセー美術館。
それ以降は、ポンピドー・センターに分けられました。

この美術館最大の見どころは、世界一の絵画といわれる『モナリザ』。
この絵の作者レオナルド・ダ・ヴィンチはフランスで亡くなったため、彼が晩年に描いたフランス絵画の始まりの象徴といわれる、『聖アンナと聖母子』『洗礼者ヨハネ』と『モナリザ』の絵画3点全てを展示。
古代ギリシャの彫刻『ミロのヴィーナス』やイスラム美術、ヨーロッパ全時代の工芸品など、地下1階から地上3階までの4フロアに渡る空間には、30万点を超える作品を所蔵しています。
自分の見たい作品をチェックして訪れてくださいね!

今回は、ルーヴル美術館の歴史について少しだけ触れてみたいと思います。

Mus?e du Louvre (ルーヴル美術館)の住所・アクセスや営業時間など

名称 Mus?e du Louvre (ルーヴル美術館)
住所 Palais Royal, Mus?e du Louvre, 75001 Paris, France
営業時間・開場時間 現地時間 月・木・土・日:9時-18時 水・金:9時-21時45分(夜間開館)
利用料金や入場料 15ユーロ
参考サイト http://www.louvre.fr/jp
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

Mus?e du Louvre (ルーヴル美術館)のスポットページ

ルーヴル美術館の始まりは、イギリス軍からパリを守るための要塞だった!

ルーヴル美術館の始まりは、イギリス軍からパリを守るための要塞だった!

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実は、ルーヴル美術館のルーツには、諸説があるものの詳しいことは分かっていません。
サクソン語の「要塞=ロヴェール」が変化したとの説もありますが謎のまま。
建物の起源も昔からいくつもあり、いつ建てられたかなど伝承のみで不明です。
8世紀のフランク王で西ローマ皇帝のカール大帝が住んだ要塞があったといわれていますが、確かな裏付けはありません。

ルーヴル美術館のあったパリは、987年ごろのカペー朝の時代にはシテ島にあった小さな町でした。
このカペー朝の発展と共に外国にも名前が知れ渡り文化の中心都市として発展していきます。
カペー朝7代目王のフィリップ2世の時代には政治の中心ともなっていたパリは、海外からも狙われる存在となり防衛の強化も課題となっていました。

そこで1190年に造られたのがルーヴル城だったのです。
3回目の十字軍参加のため、フィリップ2世はパリを留守することになります。
彼は、パリ市民に立派な塔と城門を備えた強固な城壁で町を囲むよう命令を下しました。
ここで問題になるのが、パリの中心を流れるセーヌ川。
城壁を作るも川で寸断されてしまう状態でした。
寸断され手薄になる部分を補うために、セーヌ川下流の右岸に城壁に隣接したルーヴル城を建設。
これが、ルーヴル美術館の前身、ルーヴル城の始まりです。

ルーヴル城の住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーヴル城
住所 75001 Paris, フランス
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーヴル宮殿
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ルーヴル城のスポットページ

戦争の舞台となることはなかった幸せなルーヴル城

戦争の舞台となることはなかった幸せなルーヴル城

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この城はパリ防御の要であり建設には、膨大な国費が使われたようです。
土地は市民のもので土地の所有者たちには地代が払われていました。
しかし、この城は一度も戦争の舞台となることなく王の宮殿として使われました。
塔はルーヴル城が要塞として建てられたことを現しているといわれています。
このころの塔はイギリスのロンドン塔で見られるように、王の権力と町の防衛の象徴として建てられました。

13世紀のルイ9世のころの王たちは遠征で城には戻らず、戻ったとしてもほとんどヴァンセンヌ城やサン・ポール館に滞在することが多かったのです。
この城は、王が高官たちと戦略や重要な政策を話し合うためのもの。
しかし主な利用方法は牢獄や人質の監禁場所として使われました。

ルーヴル城の住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーヴル城
住所 75001 Paris, フランス
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーヴル宮殿
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ルーヴル城のスポットページ

要塞から王の住む館として生まれ変わったルーヴル城

要塞から王の住む館として生まれ変わったルーヴル城

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要塞としての役割を終えたルーヴル城をシャルル5世(在位1364-1380年)が、レーモン・デュ・タンブルに命じて華やかなシャトー(王宮)に増改築させ、らせん状の階段で本館と繋がった2つの建物を造らせました。
これは、王の権威を示すために豪華な王宮を作る必要があったからとされています。
それは見事なもので、大きな窓がたくさん備わり、見事なステンドグラスも施されました。
広間などは壁画で彩られ、階段には王と一族の彫像、礼拝堂も造られています。

もちろん王や貴族の家には必ずある図書館も造られています。
ここには、高価な写本や収集品、宝石などが並びました。
建て替えられた城はまるで絵本に出てくるようなシャトーに生まれ変わったのです。
白い城壁、多くの塔、鳥を象ったガーゴイルなど王の理想を全て兼ね備えた豪華なものでした。








ルーヴル城の住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーヴル城
住所 75001 Paris, フランス
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーヴル宮殿
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

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より豪華に改築されたルーヴル城

より豪華に改築されたルーヴル城

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1540年のフランソワ1世の時代には、神聖ローマ皇帝カール5世の公式訪問が決まりました。
多くの城の中からルーヴル城が居城として選ばれていたので、より豪華に改築されることになりました。
中庭はローマ神話を題材とした彫刻で飾り、室内では見事な絵画がたくさん飾られ、連日連夜祝賀会が行われました。

しかし、1546年にルネサンス様式の壮麗な城に作り替えるよう、建築家のピエール・レスコに命令を下します。
実際は、もともとあった基礎の上に新しく本館を設立する形になりました。
フランソワ1世の収集は、ダヴィンチの『モナリザ』を始め、今でも美術館の中核となる作品を多く集めています。
1547年に王は死亡しました。

ルーヴル城の建設は息子のアンリ2世(在位1547-1559年)に引き継がれました。
レスコが設計した建物のファサードはグージョンの見事な彫刻で描かれています。
1558年には新しい宮殿でフランソワ2世の結婚舞踏会が行われ様々な祝宴が開かれました。

ルーヴル城の住所・アクセスや営業時間など

名称 ルーヴル城
住所 75001 Paris, フランス
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/ルーヴル宮殿
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

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芸術の中心となり始めたルーヴル宮殿

芸術の中心となり始めたルーヴル宮殿

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ルーヴル美術館とその400mの距離に作られたチュイルリー宮殿はアンリ4世のお気に入りでした。
彼は学問や芸術を愛し積極的に保護した王です。
宮殿の1階に古代ギリシャやローマの収集品を展示するために「古代美術の間」を造りました。

この部屋は建築家ルイ・メトゾーの設計で画家のジャコブ・ビュネルが絵を書き、フランスの大理石で装飾されたとても壮麗に造られました。
これがルーヴル美術館の原型です。
アンリ4世は宮殿に絵画、彫刻、家具職人などの芸術家を住まわせ、芸術保護の姿勢を自ら示しました。

1643年に王位に就いたルイ14世は、ヴェルサイユ宮殿を気に入り、そちらを好んで使用するようになりました。
これにより、事実上ルーヴル宮殿は宮殿としての役割は終わりました。
1789年のフランス革命のときには、美術品の収蔵場所として使用されました。

チュイルリー宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 チュイルリー宮殿
名称(英語) Palais des Tuileries
住所 Rue de Rivdi, entre la Place de la Concorde et le musee du louvre
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://castle.slowstandard.com/62other/64france/post_1163.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

チュイルリー宮殿のスポットページ

ルーヴル美術館の誕生

ルーヴル美術館の誕生

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フランス革命で1791年6月に王家は国外へ脱出し、1792年8月10日にルイ16世が投獄され、王政が崩壊しました。
それに伴い、王室の美術コレクションは私有財産ではなく、国有の財産となりました。
ルイ16世が投獄される前に、ルーヴル宮殿を国家の美術館にしようと計画していました。
この計画は王の投獄後も続けられ、1793年8月10日に「方形サロン」と「大ギャラリー」に民衆のための美術館が誕生しました。
これがルーブル美術館の始まりです。
悲しいことに、これはルイ16世の処刑から一年目にあたる日でした。

週3日解放された美術館は大盛況で、開館当時は537店の絵画と184店の美術品が収蔵されていました。
革命戦争勝利により、イタリアからフランスにローマ教皇の収集品が贈られました。
ヴァチカン美術館やローマのカピトリーノ博物館にあった傑作も、1798年7月に運び込まれました。

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