中世に開花した世界屈指のゴシック建築!景観と開発のはざまで苦悩したケルン大聖堂の歴史

危機遺産から脱出したケルン大聖堂

危機遺産から脱出したケルン大聖堂

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ケルン市側は経済成長を止められないと都市開発を進めることは重要であるとして、景観と開発の両立の難しさに苦悩することとなったのです。
ユネスコ側は世界遺産周辺の開発は、規定の順守が関係しユネスコと協力して行うべきと主張しました。
中世以来の700年の歴史を誇るケルン大聖堂は、現代的な課題と直面したのです。

ケルン市は開発における規制を作り、景観を守りながら開発する道を選びました。
それは、計画した高層ビルの高さに制限を設け、緩衝地帯を広く持つことを約束したのです。
この危機を切り抜けるなんて、ケルンって素晴らしい都市なんだなぁと改めて思いました。
こうしたケルン市側の努力が報われ、2006年に危機遺産リストから削除されています。
今後も起こり得る都市の発展と歴史的建造物を守るということの難しさは、ケルンだけでなく世界中の課題となっていくのではないでしょうか?

ヨーロッパの中心に聳え立つゴシック様式の傑作!ケルン大聖堂に訪れてみませんか?

ドイツ文化の誇りとされるケルン大聖堂。
157.31メートルの南塔と157.38メートルの北塔の双塔は現在も高く聳えています。
南塔には509段の階段があり、109メートルの高さにある展望台からはケルン市街とライン川を一望できます。
展望台から景観と開発の問題を見事にクリアして、ケルン大聖堂を危機遺産んから脱出させたケルンの街並みを満喫してください。
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