ふむふむ…世界遺産「ロースハウス」の過去を知ったら行きたくなった!

オーストリアの首都ウィーンにはロースハウスという建物があります。ロースハウスは世界遺産にも指定されている旧市街にあり、徹底的に装飾が排除された外観から「眉のないビル」と呼ばれ批判を受けました。今回はロースハウスついて詳しくご紹介いたします。

モダン建築で目を引くロースハウス

モダン建築で目を引くロースハウス

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ロースハウスという建物についてご存知ですか。
ロースハウスはウィーンにあるオーストリアのモダン様式を代表する建築物の一つです。
ウィーンのホーフブルク宮殿前にはミヒャエル広場があります。

ミヒャエル広場にはミヒャエル教会やローマ時代の遺跡がありますが、モダンな建築でひときわ目を引く建物がロースハウスです。
ロースハウスがあるミヒャエル広場は2001年に世界遺産登録されたウィーンの旧市街にあり、シュテファン大聖堂などとともにウィーンの人気観光地となっています。
ロースハウスはオーストリアの建築家アドルフ・ロースによって1909年から1912年にかけて建てられた建築物であり、ホーフブルク宮殿の入り口であるミハエル門の正面に位置しています。

ロースハウスの歴史はGoldman & Salatschという紳士服店の建物を新しくする際に設計案を募集するための建築コンペが開催されたことに始まります。

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ロースハウスの住所・アクセスや営業時間など

名称 ロースハウス
住所 Michaelerplatz 3, Vienna, Austria
営業時間・開場時間 月・火・水・金:9:00-15:00、木:9:00-17:30
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.wien-kanko.com/2014/06/19/ロースハウス/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロースハウスのスポットページ

装飾を徹底的に排除したアドルフ・ロース

建築コンペで応募された案には良いものがなく、審査員であったアドルフ・ロースに設計が依頼され、ロースハウスの建設が開始されました。
アドルフ・ロースはパリやアメリカに滞在経験がある建築家です。
アドルフ・ロースが影響を受けた建築家としては「芸術は必要にのみ従う」と主張し、カールスプラッツ駅を設計したことでも知られるオットー・ワグナーが挙げられます。

シカゴにある実用的な高層ビルに影響を受けたアドルフ・ロースは建築において機能重視の考えを主張し、「装飾は罪悪である」という過激な言葉を残したことでも知られています。
アドルフ・ロースの代表作にはカフェ・ムゼウムがあります。
1898年に完成したカフェ・ムゼウムは内装がアドルフ・ロースによって手がけられ、室内装飾がないことで話題となりました。

カフェ・ムゼウムは現在も営業されており、コーヒーを飲みながら当時の建築様式を見学できます。

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ロースハウスの住所・アクセスや営業時間など

名称 ロースハウス
住所 Michaelerplatz 3, 1010 Wien
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B9
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ロースハウスのスポットページ

斬新なデザインのロースハウス

斬新なデザインのロースハウス

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アドルフ・ロースはモダンな様式でロースハウスの建築を開始しました。
ロースハウスは1階が店舗として、2階より上は集合住宅として使用されました。
特に集合住宅の部分の外観は装飾がなく、究極にシンプルを追求したデザインです。

ロースハウスが完成に近づくと窓にひさしすらないことから「眉のないビル」と呼ばれ、人々を驚かせました。
派手な装飾はありませんが、アドルフ・ロースはロースハウスの外壁や柱に大理石を使っており、ロースハウスは素材の持つ美しさが引き立つ建築物に仕上がりました。
他方、大理石を用いたトスカナ様式の柱は装飾であり、アドルフ・ロースは装飾を捨てきることができなかったという指摘もあります。

アドルフ・ロースは空間を有効に使うラウス・プランと呼ばれる技術でも知られており、ロースハウスの内部も上品な構造です。
特に現在銀行として使用されている1階部分は銀行側と客側の空間がはっきりと分けられています。

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ロースハウスの建設に対する反対

ロースハウスの建設に対する反対

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ロースハウスが建てられた当時、ウィーンの建築様式は歴史主義が主流でした。
歴史主義は過去の建築様式を用いる建築方法であり、ウィーンでは国立歌劇場などが歴史主義に基づいて建設されました。
過去のさまざまな建築様式を取り入れる華やかな建造物を見慣れている人からロースハウスの建設に反対の意見が出るのには時間がかかりませんでした。

アドルフ・ロースは王宮の正面にあるためシンプルな構造で街に溶け込むロースハウスを建築しましたが、場所にそぐわない質素なデザインであるという意見も出ました。
そのため、ロースハウスの建設は中断を余儀なくされました。
約1年の議論の結果、窓にいくつかの花壇をつけることで建設が許可されました。

現在ではロースハウスは自然にウィーンの街になじんでいるように感じられますが、当時の人にとっては衝撃的なデザインであったのでしょう。

次のページでは『アドルフ・ロースとロースハウスの現在』を掲載!
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