華麗なる一族の夏の離宮「シェーンブルン宮殿」を徹底解剖!見逃せないスポット&観光情報まとめ

ハプスブルク帝国時代の栄華の名残を感じさせる建造物がいたるところに残り、多様な芸術が交錯するウィーン。その栄華を色濃く刻んでいるのが「シェーンブルン宮殿」です。「音楽・芸術・建築の都」として名高いウィーンに来たら、絶対に見逃せないスポット「シェーンブルン宮殿」を徹底解剖します。

夏の離宮「シェーンブルン宮殿」

夏の離宮「シェーンブルン宮殿」

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「フランス・パリのヴェルサイユ宮殿に匹敵する離宮を」というレオポルト1世の命を受けて建造された「シェーンブルン宮殿」は、1713年に完成しました。
緑豊かなウィーン郊外に立ち、ハプスブルク家の人々が夏の余暇を過ごした離宮です。
1500人以上もの家臣と共に過ごしたとされる宮殿内には、なんと1441室もの部屋があるそう!

シェーンブルン宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 シェーンブルン宮殿
名称(英語) Schonbrunn Palace
住所 Schönbrunner Schloßstraße 47, 1130 Wien
営業時間・開場時間 (9/1-10/31) 8:30-17:30 / (3/31-11/1) 8:30-17:00
利用料金や入場料 クラシックパス:大人 24,00ユーロ / インペリアルツアー:14,20ユーロ / グランドツアー: 17,50ユーロ
参考サイト https://www.schoenbrunn.at/en/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

シェーンブルン宮殿のスポットページ

オーストリアの首都「ウィーン」の歴史

オーストリアの首都「ウィーン」の歴史

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ヨーロッパのちょうど真ん中に位置し、8ヶ国と国境を接するオーストリア。
その首都が「ウィーン」は、紀元前にハルシュタット文明が発祥したのちローマ帝国などによる支配を経て、13世紀以降ハプスブルク王朝の都として繁栄してきました。
特に17世紀以降は、華やかな宮廷文化の花が開き、音楽・美術・建築分野でヨーロッパを牽引する存在となります。

華麗なる一族「ハプスブルク家」

華麗なる一族「ハプスブルク家」

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「ハプスブルク家」は、ヨーロッパ史上類のない大帝国を築いた華麗なる一族です。
その繁栄は13世紀から20世紀の初めまで約640年間にわたって続き、全盛期にはヨーロッパの大部分と南米までを統治したとされています。
戦いよりも政略結婚を武器に、帝都の領土を徐々に拡大していったそう。
その帝政の中心であり、栄華と衰退の舞台となったのがプラハ、ブダペスト、そしてウィーン。
この中欧三都は、この王家の歴史を抜きにしては語ることができません。

バロックとロココの競演

バロックとロココの競演

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この壮麗な宮殿は、バロックの巨匠「フィッシャー・フォン・エルラッハ」の設計のもと1696年に着工しました。
しかし、スペイン継承戦争の勃発に加え皇帝の急逝により、予定されていたプランが完成しないまま工事は中断してしまいます。
後を継いだマリア・テレジアの時代にようやく大規模な改築が行われ、1749年に、バロック(外観)とロココ(内部)の様式を持つ美しい宮殿が完成しました。
外観の明るい黄色は「マリア・テレジア・イエロー」と呼ばれ、青空と庭園の緑に良くマッチします。







栄華と衰退の舞台

栄華と衰退の舞台

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18世紀、マリア・テレジアが女帝として君臨すると、ハプスブルク家はその絶頂を迎えました。
在位中に16人もの子供をもうけ、国政にも情熱を注ぎ近代オーストリアの基礎を築いたことから今でも国母として慕われています。
しかしその繁栄も永遠には続かず、ナポレオンの台頭により、オーストリアは敗北してしまいます。
「シェーンブルン宮殿」はナポレオンに占領され、一気に衰退の途を辿ることに。

モーツァルトとの関わりは?

モーツァルトとの関わりは?

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マリア・テレジア時代の行事用のサロンとして使用されていたのが「鏡の間」。
クリスタル製の大鏡がはめ込まれており、目を引く華やかさです。
1762年、6歳のモーツァルトがこの「鏡の間」でフォルテピアノを演奏し、その神童ぶりを発揮したとのこと。
演奏後には、なんとマリア・テレジアの膝の上に飛び乗り、頬にキスをしたという言い伝えが。
モーツァルトの無邪気な一面が窺い知れるエピソードですね。

時間を忘れる庭園

時間を忘れる庭園

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総面積が1.7㎢もあり、見応え十分な庭園です。
いつでも手入れが行き届いており、散策していると時間が経つのを忘れるほど。
庭園はとても広いので、園内を周回するミニトレインや本殿前に待機するフィアカー(観光馬車)を利用するのもオススメ。
次のページでは『最古の動物「シェーンブルン動物園」』を掲載!
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