チェコ観光なら次はここ!「カルロヴィ・ヴァリ」で見たい絶景10選

カルロヴィ・ヴァリは12の飲む温泉があるヨーロッパで有名な温泉保養地です。同じ西ボヘミアの温泉保養地マリャーンスケー・ラーズニェとフランチシュコヴィ・ラーズニェという二つの町とで三角形ができるように並んでいるためボヘミアの温泉三角地帯と呼ばれています。そんな「カルロヴィ・ヴァリ」で見たい絶景10選をお届けします。

カルロヴィ・ヴァリの美しい町並み

カルロヴィ・ヴァリの美しい町並み

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カルロヴィ・ヴァリは、主に18世紀から20世紀初頭にかけて建てられた装飾的な館が軒を連ねる美しい町です。
緩いSの字を描くようにして流れるテプラ―川沿いには、華やかな建物が両サイドにびっしり並び、保養客に欠かせない散策用の回廊が3カ所設けられています。
地下2000~3000mから噴き出す熱い温水が流れ込むテプラ―川は、夏でも湯気がもうもうと上がっています。

華やかな建物が並ぶ温泉地

華やかな建物が並ぶ温泉地

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町はテプラ―川とオフジェ川の谷間に発展しました。
テプラ―川はオフジェ川に流れ込み、そのオフジェ川は北ボヘミアでエルベ川と合流します。
ここはチェコ最大であるのはもちろんですが、ヨーロッパの中でもトップクラスの規模を誇る温泉保養地で、カルロヴィ・ヴァリはドイツ語でカールス・バートと呼ばれ、早くから高級温泉保養地としてドイツやオーストリアで知られていました。

温泉水が噴き上がるヴジーデルニー・コロナーダ

温泉水が噴き上がるヴジーデルニー・コロナーダ

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カルロヴィ・ヴァリの語源はカレルの源泉です。
カレルとはカレル1世のことで、14世紀半ば、この地に狩りに来た国王は鹿を打ち損じ追いかけました。
やっとのことで探した鹿は、温かい温泉で傷口を癒していました。
不思議に思った王は、この温かい温泉に治癒効果があることに気づき、ここに湯治場を作りました。
カルロヴィ・ヴァリには町中で湧き出ている源泉が12もあって、コロナーダと呼ばれるホールのような建物があり、24時間いつでも飲むことができます。

ドームが美しいサドヴァー・コロナーダ

ドームが美しいサドヴァー・コロナーダ

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町中には湧き出る源泉の周囲に19世紀後半に建てられた華麗な建物が並び、保養客たちが専用のコップで温泉水を飲みながらゆったり散策しています。
温泉せんべいならぬ、丸い温泉ウエハース(スパ・ワッフル。
ウエハースにクリームをサンドしたもの)をかじりながら歩いている人も多く、こうした光景はボヘミアの温泉三角地帯のどこでも見られます。






最も美しいと言われているムリーンスカー・コロナーダ

最も美しいと言われているムリーンスカー・コロナーダ

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ヨーロッパの多くの温泉地では温泉水を飲むのが一般的で、チェコでは特に盛んです。
カルロヴィ・ヴァリの温泉は消化器疾患や新陳代謝異常、糖尿病などに効果があると言われています。
12の源泉はそれぞれ微妙に味が違います。
コロナーダは美しい回廊などで囲まれており、雨が降っても保養客たちは濡れることなく温泉水を飲みながら、コロナーダの中をのんびりと歩いています。

おしゃれなトゥリズーニー・コロナーダ

おしゃれなトゥリズーニー・コロナーダ

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本格的な湯治客は医者から細かい指示を受け、時間を決めて温泉水を飲んでいます。
そのため、この国では専用の器具があります。
陶器製のカップで、取っ手部分が吸い口になっている大変珍しいもので、ラーゼンスキー・ポハーレックと呼ばれています。
小さいのは200コルナ(チェコの通貨単位)から売られています。
16世紀までは人々はグラスで温水を飲んでいましたが、次第に陶磁器製のものに変わっていきました。

木のレリーフが飾られているトゥリズーニー・コロナーダ(内部)

木のレリーフが飾られているトゥリズーニー・コロナーダ(内部)

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18世紀まで陶磁器はたいへん値の張る商品だったため、限られた人しか使うことができませんでした。
カルロヴィ・ヴァリに陶器工場ができたことで、19世紀になると町の人々もカップを手にし始め、この地方では早くから庶民が陶磁器を使うようになりました。
この頃はミルクピッチャーのような形をしており、今のように吸い口がついたのは20世紀になってからのことです。
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