【チェコの世界遺産】まるで絵本中に入り込んだみたい!チェコの世界遺産を全て紹介

「百塔の都」と称えられる首都のプラハをはじめ、世界で最も美しい街や中世の古い街並みなど魅力をたくさん秘めた国、チェコ。チェコには2017年現在、12の世界文化遺産があります。千年を超える歴史を持つ美しい国チェコには、どんな世界遺産があるか気になりませんか?今回は、チェコの世界遺産を、全てご紹介したいと思います。

#1 プラハ歴史地区(登録1992年)

プラハ歴史地区(登録1992年)

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チェコの首都プラハは、世界でも数少ない千年以上の歴史を誇る、唯一全部の市が世界文化遺産に登録されいます。
まるで街全体が、世界遺産の宝石箱のような都市です。
14世紀にカレル4世のもとで黄金時代を迎えたプラハ歴史地区には、プラハ城や11~18世紀のあらゆる建築様式を見ることができ、中世の街並みなど見応えのある文化遺産が揃っています。

プラハ城の中にある聖ヴィート大聖堂や聖イジー聖堂をはじめ、カレル橋や国民劇場など魅力的な建造物がたくさんあり、黄金の街と称された中世都市の魅力を存分に体感できます。
また、街を歩けば至る所でチェコの伝統工芸として知られる、ボヘミアングラスや大道芸人、人形劇などを目にする素敵な観光を楽しめます。

#2 チェスキー・クルムロフ歴史地区(登録1992年)

チェスキー・クルムロフ歴史地区(登録1992年)

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美しい街並みがたくさんあるチェコの中でも一番美しいと称される、ボヘミア州にある小さな都市です。
あらゆる様式が混在する13世紀に建てられたクルムロフ城や1766年に完成したバロック様式のオペラ劇場をはじめ、見どころがたくさんあります。

『眠れる森の美女』と呼ばれるくらいの美しさを誇る街並みを歩けば、歴史に翻弄されたチェスキー・クルムロフの中世の雰囲気を体感できるはず。
青い空と赤やオレンジの美しい屋根が連なる風景やライトアップされた幻想的な夜の街並みも世界遺産らしく素敵な景観となっています。
大きく屈曲する川に囲まれるように造られた街なので、夕陽の頃はキラキラと光る川と美しい街並みと緑のコラボは、心が洗われるほど素晴らしい景色です。

#3 テルチ歴史地区(登録1992年)

テルチ歴史地区(登録1992年)

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「モラヴィアの真珠」と呼ばれる、まるで絵本の中に迷い込んだような、ルネサンス様式の中世の街並みが残るテルチ歴史地区も世界文化遺産に登録されています。
1530年の大火災で木造の建物が焼失し、領主だったザハリアーシュの呼びかけで、町の建物をルネッサンスや初期バロック様式の石造に全て建て替えました。
13世紀までは深い森だった地に造られた町並には、広場を囲み高さを揃えた色とりどりに美しい、個性豊かな建物がそのまま残されています。

13世紀の聖霊聖堂の塔や14世紀の城、ヤコブ教会など中世の遺構も数多く見ることができます。
歴史的、建築的、美的景観にも価値があり、専門家たちからも注目される存在です。
テルチはチェコ・モラヴィア地方ヴィソチナ州の町にあり、その美しさから別名「モラヴィアの真珠」とも呼ばれています。

#4 ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会(登録1994年)

ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会(登録1994年)

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ゼレナー・ホラのネポムークの聖ヨハネ巡礼教会は、1720年に聖地として認められた巡礼地です。
プラハを中心に活躍したイタリア系の建築家ヤン・サンティーニ=アイヘルの傑作といわれています。
バロック様式とネオゴシック様式を取り入れた五角形の聖ヤン・ネポムツキー巡礼聖堂を、5つの小礼拝堂が取り囲んでいます。

ここに祀られる聖人ヤン・ネポムツキーの5つ星の伝説により、5つ星がシンボルです。
その通り、この教会を上から見ると、五角形の星形に見えるように造られています。
また、教会の随所に、シンボルである星たちが散りばめられています。
聖堂内も聖人に拘っており、主祭壇におられる聖人像の周りには5人の天使と3人の小天使の彫刻で飾られているのも見物です。
この5人と3人の所以には、聖人が亡くなったのが53歳だったからとの説もあります。

#5 クトナー・ホラ:聖バルバラ教会とセドレツの聖母マリア大聖堂のある歴史都市(登録1995年)


クトナー・ホラでは13世紀に銀が採掘されたことで栄えており、ヨーロッパの3分の1を占めていました。
クトナー・ホラは、この銀で潤ったことにより、チェコの黄金期の経済を支えたのです。
14世紀には王立造幣局が造られ、更に発展しました。
16世紀に銀が取れなくなるまでは、ボヘミア第二の都市としてプラハを凌ぐ勢いで成長しています。
一時期は衰退してしまい、18世紀には造幣局も閉鎖されたのです。
しかし、現在は再建され、美しい街並みを取り戻しています。

銀鉱山で働く守護聖人の聖バルバラを祀ったゴシック様式の壮大な聖バルバラ教会は、14世紀に市民たちが資金を集めて建てられました。
設計はドイツ出身のペトル・パルレーシュで、後期ゴシック様式の大聖堂で、立派な祭壇やフレスコ画が残っており、銀鉱山で栄えた名残を体感できます。

セドレツの聖母マリア大聖堂は、ゴシック様式とバロック様式の建物が立ち並ぶセドレツ地区にあるチェコで最大のゴシック様式の大聖堂です。
14世紀に建てられており、全体的にシンプルな造りで、壮麗な内部もスッキリとしています。
付属する墓地教会には、人骨で作られた装飾品で飾られており少し不気味です。

#6 レドニツェとヴァルチツェの文化的景観(登録1996年)


モラヴィア地方南部にある小さな都市です。
レドニツェからヴァルティツェの283.09平方キロメートルの地区には、13世紀中ごろから1945年までこの地を治めていたリヒテンシュタイン公爵家が残した文化財が多数あり、約400年に亘って造られた建造物は、非常に貴重なものとして文化遺産に登録されました。

レドニツェ城とヴァルティツェ城という2つの美しいお城をはじめ、200平方キロメートルの敷地に英国式庭園など、壮麗で素晴らしいお城と庭園を見ることができます。
ルネサンス風、バロック風、ネオゴシック風と建築の時代背景も見ることができます。

#7 クロミェルジーシュの庭園群と城(登録1998年)


クロムニェジーシェには、ゴシックやルネッサンス、バロックなど、様々な様式の建築物が数多く残されています。
1497年に後期ゴシック様式に、一部ルネッサンスを取り入れたオロモウツ司教の邸宅です。
1752年の大火で宮殿は全焼してしまいました。
フランツ・アントン・マウルベルトシュとヨーゼフ・スターンによって18世紀後半に再建されており、現在はバロック様式の代表例とされています。
また、1848~1849年には、このお城でオーストリア帝国議会が開かれました。

庭園も見所が多く、古典的な雰囲気の「宮殿の庭園」や迷路などがある「快楽の庭園」、「花の庭園」など魅力的な庭園がいくつも残っています。
ぜひ、お花が咲いている季節に訪れてみてくださいね。

ピーターラビット

Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

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