欧州の歴史を見守る…歴代国王の由緒ある聖堂「サン・ドニ大聖堂」

ヨーロッパ史において、どのような時代でも重要なポジションであった国王という存在。特にフランスの国王は太陽王として輝いた生活を過ごした者から豪華な生活から一転して処刑されてしまった者など、それぞれ過ごした人生は異なります。今回紹介するスポットはそのようなフランス国王の多くが眠る場所として有名なサン・ドニ大聖堂について紹介します。

大聖堂はパリから1時間の郊外に

サン・ドニ大聖堂はパリから電車で一時間ほどで訪れることができる郊外の街にあります。
ヨーロッパの大聖堂と比べると少し地味と思われるかもしれませんが、歴史の深さは他の大聖堂とは比べ物になりません。

聞くと恐ろしい聖人の伝説

サン・ドニ大聖堂という名前はパリにキリスト教を伝来させたサン・ドニという人物に由来します。
この場所に建てられた理由も、彼がパリのモンマルトルの丘で斬首されながらも、この地まで切られた首を持ってきて亡くなったという鳥肌が立つような伝説からと言われています。

中世に衝撃を与えた建築様式の原点

サン・ドニ大聖堂はいわゆるゴシック様式と呼ばれる中世の建築様式の原点であり、建築史においては非常に重要な位置に存在しています。
端的にゴシック様式についての説明をすることが出来ないため省略しますが、当時の中世の建築業界を変えたともいえるでしょう。







暗い空間から光の空間へ

これまでのキリスト教建築は静かな暗い空間を作り出すために、窓が無く重厚な造りとなっていました。
しかし、「神の光を浴びる空間」を目指したシュジェールという修道院長の想いから、多くの神秘的なステンドグラスが中へ光を取り入れています。

一目惚れ間違いなしのステンドグラス

先ほど紹介した通り、ステンドグラスが至る所ではめ込まれていますが、その中でも聖堂の入り口上部にある円形のステンドグラスの美しさには言葉を失うことでしょう。
ちなみにこのようなステンドグラスのことをバラ窓と呼び、この時代の多くの聖堂や教会に付けられています。

フランスを作り上げて来た者達の最終地

冒頭でも述べたとおり、この聖堂には多くのフランス国王やフランスにおける重要な人物が埋葬されています。
フランスという国が出来たばかりの王から革命に翻弄された王までフランスという歴史を語る上で外せない人物ばかりです。
次のページでは『悲劇の夫婦はどこへ?』を掲載!
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