クリスマス市が楽しい! 「街道の街」ストラスブールとその周辺

フランス北東部に位置するアルザス地域圏の中心都市ストラスブールは、モミの木で作ったクリスマスツリー発祥の地だと言われています。ライン川を挟んで対岸にドイツを望む国境のこの街は、フランス領とドイツ領とを往き来した歴史を持ち、第2次大戦後にフランスに編入されてからも地元方言(アレマン語)や料理などにドイツ的な伝統をいまなお垣間見ることができます。ストラスブール旧市街はイル川のこぢんまりした川中島にあるため、街歩きにも最適です。

夜景も美しい「プティット・フランス」地区

夜景も美しい「プティット・フランス」地区

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ストラスブール(「街道の街」を意味するラテン語が語源)市内を流れるイル川が旧市街地の西側、中洲を挟んで4つに分かれるところに「プティット・フランス(小さなフランス)」と呼ばれる地区があります。
その名のとおり、古きよきフランスが凝縮されたかのようなコロンバージュと呼ばれる古民家が川にせり出すように建ち並びます。

プティット・フランスは大戦後、戦前とおなじ16-17世紀の建築様式で忠実に再建されました。
漆喰の白壁に黒い木組みの建物が肩を寄せあって建つ光景はメルヘンの世界そのもので、ストラスブール市内でもっともよく古い町並みが保存されているエリアとなっています。
昔、この界隈は粉挽き職人や漁師、革なめし職人が集まっていましたが、現在はレストランやホテル、土産物店が建ち並び、年間を通じて観光客でにぎわっています。

このプティット・フランスを含むストラスブール旧市街は1988年、「ストラスブールのグラン・ディル」として世界文化遺産に登録されました。

プティット・フランス地区は国鉄(TER)ストラスブール駅から徒歩数分のところにあります。

プティット・フランスの住所・アクセスや営業時間など

名称 プティット・フランス
名称(英語) La Petite France
住所 Grand Ile, Strasbourg, France
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://jp.france.fr/ja/discover/31197
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

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ストラスブール名物クリスマス市

ストラスブール名物クリスマス市

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ストラスブール名物のクリスマス市(マルシェ・ド・ノエル)の起源は1570年にまでさかのぼるとされ、ヨーロッパ最古のクリスマス市としてたいへん有名です。

毎年、クリスマス前の「待降節」期間中のストラスブールには趣向を凝らしたクリスマスオーナメントやブレデルと呼ばれるクリスマスクッキー、焼き栗、ジャム、プレッツェル、ヴァン・ショー(ホットワイン)を提供する露店が300も立ち並びます。
旧市街中心部のクレベール広場には巨大なクリスマスツリーもそびえ、毎年この時期には世界中から200万人もの観光客がストラスブールに押し寄せます。
2016年のクリスマス市開催期間は11月25日-12月24日です。

街のシンボル、ノートルダム大聖堂前にはスケートリンクもオープンし、コンサートやストリートアートも開催されてクリスマス気分をさらに盛り上げます。

ストラスブールでは毎年、クリスマス市に他国を招待するのが習わしになっており、2016年はポルトガルが招待されています。

マルシェ・ド・ノエルの住所・アクセスや営業時間など

名称 マルシェ・ド・ノエル
名称(英語) Marché de Noël
住所 Place Kléber, 67000 Strasbourg
営業時間・開場時間 11:00 – 20:00(金土は21:00), (11/25-12/23)
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://noel.strasbourg.eu/en/accueil
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ロアン宮から見たストラスブール旧市街

ロアン宮から見たストラスブール旧市街

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ロアン宮は18世紀、この地の司教ロアンの居館としてロベール・ド・コットという著名な建築家により建てられた宮殿で、現在は3つの博物館の入る建物として一般公開されています。

宮殿1階には陶器や金細工、時計などの貴重なコレクションを収蔵する装飾博物館があり、2階には18-19世紀の絵画が展示されているストラスブール美術館が、そして地階にはアルザス地方各地で発掘された旧石器時代から8世紀にかけての出土品が展示されている考古学博物館が入っています。

ストラスブール美術館には初期フランドル絵画を代表するメムリンクをはじめ、イタリアルネサンスのラファエロ・サンティやボッティチェリ、バロック期のルーベンスやゴヤ、19世紀のクールベ、コローといった各時代の巨匠の作品が数多く展示されていて見ごたえがあります。

ロアン宮の住所・アクセスや営業時間など

名称 ロアン宮
名称(英語) Palais Rohan
住所 2 Place du Château, 67000 Strasbourg
営業時間・開場時間 10:00 – 18:00, 火曜休館
利用料金や入場料 各博物館6.5ユーロ 共通チケット12ユーロ
参考サイト http://www.musees.strasbourg.eu/
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クリスマスイルミネーションに彩られたノートルダム大聖堂

クリスマスイルミネーションに彩られたノートルダム大聖堂

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ストラスブール市のランドマーク、ノートルダム大聖堂(ノートルダム・ド・ストラスブール大聖堂)は1015年に着工されて1439年に完成した司教座付き聖堂で、1本だけの尖塔が天高くそそり立っています。
尖塔の高さは142mもあり、中世ヨーロッパ最高の高さを誇っていました。
文豪ゲーテがこのゴシック式聖堂の傑作を絶賛したこともよく知られています。
聖堂内には高さ18mの巨大な天文時計のレプリカがあり、からくり仕掛けの人形が現れます。

ノートルダム大聖堂の見学可能時間は7:00-11:20と12:40-19:00(年末年始とメーデーは休館)で、見学料は一般が 5EUR、学生が 2.50EURです(第1日曜は無料)。
ストラスブール市内の観光には、割引特典つきの「ストラスブールパス」を観光案内所で事前に購入しておくと便利です(料金 18.90 EUR、3日間有効)。








ノートルダム・ド・ストラスブール大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 ノートルダム・ド・ストラスブール大聖堂
名称(英語) Cathédrale Notre-Dame-de-Strasbourg
住所 Place de la Cathédrale, 67000 Strasbourg
営業時間・開場時間 7:00 – 11:20, 12:40 – 19:00
利用料金や入場料 5ユーロ
参考サイト http://www.cathedrale-strasbourg.fr/
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プティット・フランスとクヴェール橋

プティット・フランスとクヴェール橋

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13世紀、ストラスブール市民は外敵からの防衛用として、3つの木造屋根付き(クヴェール)橋と4つの塔を建設しました。
屋根付き橋にしたのは、戦時に市街を防衛する市民兵たちを守るためでした。

その後、すぐ上流に新しい堰「ボーヴァン・ダム」が築造されて本来の役目を終えたクヴェール橋は、19世紀に架け替えられたときに屋根のない通常の石橋となったため、「屋根付き橋」という名称だけがそのまま残りました。
1928年、クヴェール橋と4つの塔は歴史的建造物の指定を受けました。

ストラスブール旧市街を取り巻くように流れるイル川には、ロアン宮前を出発してプティット・フランス、欧州議会本部までの主要施設をめぐる観光遊覧船も運航しています。
所要時間は約1時間10分、乗船料金は一般 12.50EUR、4-12歳までは 7.20EURです。
バカンス期間中はナイトクルーズもあります。

クヴェール橋の住所・アクセスや営業時間など

名称 クヴェール橋
名称(英語) Pont couvert
住所 Pont Couverts, 67000 Strasbourg
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://fr.wikipedia.org/wiki/Ponts_couverts_(Strasbourg)
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アルザスの郷土料理シュークルート

アルザスの郷土料理シュークルート

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街中を歩いて疲れたら、アルザスの郷土料理を提供するレストランで腹ごしらえ。
プティット・フランス地区はレストラン街でもあり、定評ある郷土料理店もあります。

アルザス地域圏の郷土料理としてはキッシュがよく知られていますが、キャベツの漬物をソーセージやハムなどと白ワインで煮込んで盛りつける「シュークルート(ドイツのザワークラウトのフランスでの呼び名)」という料理も名物です。

アルザスの郷土料理はほかに極薄ピザ「タルト・フランベ」や焼き菓子の「クグロフ」、「パン・デピス」などがあります。
アルザス地域圏は焼き菓子の種類も豊富で、ストラスブール市内にもそんな郷土色豊かな焼き菓子屋さんがたくさんあります。
クリスマス市の季節になると、街のパティスリーや露店ではカスタードクリームやチョコチップの入った「マナラ」と呼ばれる人をかたどったかわいいパンも味わえます。

アルザスを代表する白ワイン、リースリング

アルザスを代表する白ワイン、リースリング

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アルザス地域圏はフランス国内有数のワイン産地でもあります。
とくに有名なのはリースリングという辛口白ワイン用ぶどう品種の栽培です。
リースリングはドイツの代表的な白ワイン用ぶどう品種ですが、甘口が主流のドイツ産とは異なり、アルザスのリースリングはさわやかな辛口に仕上げられています。

フランスの2大ワイン産地、ボルドーとブルゴーニュほど知られてはいませんが、アルザスにも「ワイン街道」が存在します。
アルザス・ワイン街道のワイン産地にはアルザス地域圏中央部のコルマールを中心に、オベルネ村やセレスタ村、さらに南のリボーヴィレ村、そしてリクヴィル村と銘醸地が連続します。
栽培しているのはリースリングやミュスカ(マスカット)など7品種でほとんどが白ワイン用ですが、少量ながら赤ワイン用品種も栽培しています。

ストラスブールからオベルネ : TER利用で約30分。

コルマールからセレスタ : TER利用で約10分。

コルマールからリボーヴィレ : バスで約45分。

コルマールからリクヴィル : バスで約30分。

次のページでは『戦火を免れた奇跡の町、コルマール』を掲載!
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伊豆半島の付け根に住んでいます。地元静岡県の記事が中心ですが、海外ものもときおり織り交ぜてご提供。公共交通機関を最大限活用するスローな旅が好きです。

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