レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」と、美しい建築物「サンタマリアデッレグラツィエ教会」

wondertripでは日々、絶景スポットをご紹介していますが、世界遺産などをはじめとした魅力的な歴史スポットもご紹介したいところが多々あります。本日はレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が飾られた美しい建築物「サンタマリアデッレグラツィエ教会」の歴史と絶景写真をご紹介します。


サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とは

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とは
イタリア北部の大都市ミラノは、古代から中世にかけて繁栄しました。
そこに世界遺産「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」があります。
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会は、ミラノを支配したスフォルツァ家の命により1469年に完成しました。
後にスフォルツァ家の霊廟となることが決まり、当時の建築界で最も偉大とされたブラマンテによって増築され、現在の姿となります。
レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、教会に附属した修道院の食堂の壁に描かれています。
彼が完成させた数少ない作品であり、戦火をくぐり抜けた奇跡の名画です。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の住所・アクセスや営業時間など

名称 サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会
住所 Piazza S. M. delle Grazie
営業時間・開場時間 現地時間08:15-18:45
利用料金や入場料 8ユーロ
参考サイト https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%83%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%A8%E6%95%99%E4%BC%9A_(%E3%83%9F%E3%83%A9%E3%83%8E)
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会のスポットページ

万能人間レオナルド・ダ・ヴィンチ

万能人間レオナルド・ダ・ヴィンチ
レオナルド・ダ・ヴィンチと言えば、「モナ・リザ」の作者ということでしょうか。

彼が芸術家として超一流なのは有名ですが、彼の才能はそれだけではありませんでした。
音楽、化学、数学、発明、解剖学…とたくさんの分野に才能を発揮していたのです。
まさに天才ですね。
しかし、驚きなのは、彼は学校でちゃんとした教育を受けたことがないということなのです。

フィレンツェ生まれの彼は、有名画家ヴェロッキオに弟子入りして才能を認められ、ミラノなどイタリア各地やフランスで活躍しました。
が、極端に作品が少なく、未完成のものも多いのです。

そのような中完成した「最後の晩餐」は、彼の学術的な知識などが総動員された作品です。

「最後の晩餐」に描かれた世界

「最後の晩餐」に描かれた世界
当時のパトロンであるルドヴィーコ・スフォルツァの依頼で、レオナルドは修道院の食堂に壁画を描くことになりました。
そこで彼が選んだテーマが「最後の晩餐」だったのです。

「最後の晩餐」は聖書の一場面で、イエス・キリストの処刑前夜、彼と12人の弟子が夕食を取っている様子です。
ここでイエスは「この中の1人が私を裏切るだろう」と予言します。
それがユダであり、レオナルドの絵では左から4番目の人物です。

ユダは手に銀貨の袋を持っています。
この中には、イエスをユダヤの祭祀長へ売り渡した対価である銀貨30枚が入っていました。
他の弟子たちの表情も様々で、イエスの予言が彼らに動揺を与えたことがわかります。

「最後の晩餐」に用いた技法

「最後の晩餐」に用いた技法
「最後の晩餐」は、420×910cmという非常に大きな壁画です。
制作期間も約3年で、レオナルドにしては非常に早く完成しました。

絵自体は部屋が立体的に描かれており、当時からすれば斬新な手法でした。
また、この絵はテンペラ画という技法が用いられています。
卵や油で顔料を溶いて使うものですが、当時の主流ではありませんでした。
しかし重ね塗りができるため、作品に完璧を望むレオナルドは、それを採用したのです。

ただ、テンペラ画には致命的な欠点がありました。
温度や湿度の変化に弱く、劣化が早かったのです。
そのため、完成後はあっという間に劣化し、修復の失敗などもあって大変なダメージを負ってしまいました。

katsuya

Writer:

かつて仕事の都合で東京←→京都を年100回往復していました。京都の西七条に家を借り、なんと結婚相手も京都で見つけました。「地元民ではないけど、だからこそわかる京都」の魅力をお伝えします。

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