政府公認観光ガイドが伝授!コロンブスの生まれた町ジェノヴァをご紹介

大航海時代の幕開けとなったコロンブスの新大陸発見。そのコロンブスの出身地がここジェノヴァです。海洋大国として中世からヴェネツィアやピサなどとともに栄えました。フランスのコート・ダジュールが続くリグーリア海に面しており、明るい太陽と美味しいシーフードが魅力。そして世界遺産に登録された貴族の館群の豪華さも必見です。ヨーロッパ最大の水族館があるのも海辺の町にぴったり。潮風に吹かれながら新しい世界への扉となったジェノヴァの町を歩いてみましょう。


海の王者ジェノヴァで見たい観光名所

海洋都市として栄えたジェノヴァ。
海岸沿いをのんびりと歩くのも楽しいですが、後に銀行業で栄えたこの街には世界遺産に登録された豪華な邸宅群があります。
ジェノヴァが栄えた歴史的背景から見所までを紹介します。

ジェノヴァの住所・アクセスや営業時間など

名称 ジェノヴァ
名称(英語) Genova
住所 Genova, GE, Italia
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.visitgenoa.it/it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ジェノヴァのスポットページ

コロンブスだけじゃない!ジェノヴァの長い歴史

海に面したジェノヴァは地理的利点から海洋国として栄えました。
中世時代のヨーロッパは貴金属や香辛料など、東洋の貿易が盛んでした。
ジェノヴァは東は現在のトルコ地方、西はイベリア半島やサルデーニャ島など貿易はもちろん、軍事的にも有利だったのです。
特に11世紀に始まった十字軍ではジェノヴァの港から十字軍参加者たちが聖地エルサレムに赴きました。
コロンブスが海を目指した背景には、彼が育ったジェノヴァの町が海で栄えた町という背景があったからなのです。

世界遺産 レ・ストラーデ・ヌオーヴェとロッリの邸宅群

さて海を制して海洋貿易の中心地となったジェノヴァ。
その後スペインと手を結び、ヨーロッパの中心的銀行となって栄えます。
各国から訪れる来賓たちを迎える施設として、ジェノヴァの貴族の邸宅をリスト化したのがロッリです。
世界遺産に登録されたのはこのロッリに載った貴族の宮殿の数々。
ジェノヴァの権威と財力を海外からの賓客に見せる為に贅を尽くした建物が建てられました。
そしてこの建物が建てられたのがイタリア語で「新しい道」を意味するレ・ストラーデ・ヌオーヴェなのです。

レ・ストラーデ・ヌオーヴェとロッリの邸宅群の住所・アクセスや営業時間など

名称 レ・ストラーデ・ヌオーヴェとロッリの邸宅群
名称(英語) Genova Le Strade Nuove e i Palazzi dei Rolli
住所 Via Garibaldi, 16124 Genova
営業時間・開場時間 施設による
利用料金や入場料 施設による
参考サイト http://www.visitgenoa.it/it/strada%20nuova
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

レ・ストラーデ・ヌオーヴェとロッリの邸宅群のスポットページ

貴族の邸宅から王様の宮殿へ 王宮博物館

貴族の邸宅から王様の宮殿へ 王宮博物館

image by iStockphoto

世界遺産の登録されているロッリの邸宅群の中で、そのゴージャスさから19世紀に王族の宮殿となった建物。
現在博物館として一般公開されており、ロッリ邸宅群がいかに贅を尽くしたものだったかを伺うことができます。
17〜18世紀にバルビ一族が建てました。
トロンプルイユというだまし絵の技法を使って3D効果を醸し出しているフレスコ画や、金とパステルカラーが眩しい漆喰装飾などバロックとロココの傑作に圧倒されます。


王宮博物館の住所・アクセスや営業時間など

名称 王宮博物館
名称(英語) Museo di Palazzo Reale
住所 Via Balbi, 10, 16126 Genova
営業時間・開場時間 9:00−19:00(火金は14:00まで,土日は13:30から) 月曜休館
利用料金や入場料 大人4ユーロ 減免3ユーロ 18歳以下無料
参考サイト http://www.palazzorealegenova.beniculturali.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

王宮博物館のスポットページ

貴族の雰囲気を味わえるスピノーラ宮殿

ロココ調の建物が印象的なスピノーラ宮殿。
5階建て構造で2階、3階は貴族が住んでいたそのままの雰囲気を味わうことができる内装になっています。
特に3階の大広間は圧巻で、天井には持ち主であったグリマルディ家の栄光がフレスコ画で描かれています。
続く鏡の間は金の漆喰が華やかです。
上階は美術館になっており、4階はイタリアや北方ヨーロッパの絵画、5階は陶器のコレクションを鑑賞することができます。
その上にあるテラスからは貴族も楽しんだ絶景が広がります。

スピノーラ宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 スピノーラ宮殿
名称(英語) Galleria Nazionale di Palazzo Spinola
住所 Piazza di Pellicceria, 1, 16123 Genova
営業時間・開場時間 8:30−19:30(第1日曜は13:30から) 日・月曜休館
利用料金や入場料 大人6ユーロ 減免3ユーロ 18歳以下無料
参考サイト http://www.palazzospinola.beniculturali.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

スピノーラ宮殿のスポットページ

絵画のコレクションを堪能したい赤の宮殿

宮殿を飾るために貴族たちはこぞってフレスコ画や漆喰を使用しましたが、それ以外にもパネル画のコレクションがたくさん残されています。
ファサードの色からその名前がついた赤の宮殿には、それを表すかのようにヨーロッパ各地の名匠の作品が並びます。
お膝元イタリアのヴェロネーゼやグイド・レーニの作品はもちろん、フランドルの肖像画家ヴァン・ダイクのコレクションも豊富。
ドイツを代表するデューラーの作品も見ておきたい作品です。

赤の宮殿の住所・アクセスや営業時間など

名称 赤の宮殿
名称(英語) Palazzo Rosso
住所 Via Garibaldi, 18, 16124 Genova
営業時間・開場時間 [火-金]9:00−19:00 [土日]10:00−19:00
利用料金や入場料 大人9ユーロ 減免7ユーロ(トゥルシ宮と共通)
参考サイト http://www.museidigenova.it/it/museo/palazzo-rosso
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

赤の宮殿のスポットページ

パガニーニのヴァイオリンがあるトゥルシ宮

音楽好きにぜひ訪れて欲しいのがこのトゥルシ宮。
現役の市庁舎でもあるこの宮殿の中には、19世紀前半に超絶技巧のヴァイオリニストとして名を馳せたパガニーニが使用したヴァイオリン「カノーネ」が展示されています。
生まれ故郷に寄贈されたこの名器。
パガニーニ・コンクールの優勝者への賞の一つがこのヴァイオリンを弾けること。
時間があれば、最上階から繋がっている白の宮殿にも行ってみましょう。
18〜20世紀にかけての衣装のコレクションを堪能できます。

Writer:

イタリア政府公認観光ガイド。本場イタリアから最新のイタリア情報をお届けします。 大手外資系企業で勤務中のある日「トスカーナの風に吹かれたい!」と思いつき、キャリアを捨ててイタリアに移住。フィレンツェ公認観光ガイドとして、大好きなルネサンス発祥の地フィレンツェで、現代にも通じる芸術、歴史、ライフスタイルを紹介しています。 Twitterでほぼ毎日イタリアの「生」の情報を提供中。

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