ヨーロッパ最大の帝国となったローマ!ローマはなぜ帝国になったの?ローマ帝国への道

イタリア半島を治めるようになったローマ。この瞬間からローマ帝国がはじまりました。現在のヨーロッパ社会の基礎を作ったといわれる、古代ローマがなぜ、皇帝の支配する国「帝国」になったのか気になりませんか?今回は、古代ローマが帝国になった道のりを紐解いてみたいと思います。

地中海を統一したローマ帝国

地中海を統一したローマ帝国

image by iStockphoto

イタリアにあった都市国家からはじまったローマは、地中海世界全域を支配するほど大きな国となりました。
ローマ帝国の最大時の領土は、北はイギリスから始まり、中東やアフリカ大陸にまで広がり、「世界帝国」と呼ばれるほど拡大しています。
現在も、世界遺産の「ローマ歴史地区」には、ローマ帝国時代の遺跡が残り、多くの人々が訪れて、かつての栄光ぶりを体感しています。

ローマ帝国とは、一般的に、オクタウィアヌスが内乱を収拾し即位したときから、帝政ローマがはじまりました。
時代としては、紀元前27年のころです。
どうしてこのような世界帝国が造られたのでしょう?そして、その意義は、どんなものだったのでしょう。

遊牧からはじまった古代ローマ

遊牧からはじまった古代ローマ

image by iStockphoto

ギリシア人の攻撃により国を滅ぼされましたが、一部のトロイヤ人たちは逃れることに成功しています。
それは、いつかこのようなことが起こるかもしれないと、襲われた時の集合場所を決めていました。
そこに集まった人々は、船に乗りイタリアを目指したのです。
しかし、海はそう甘くはありませんでした。
嵐にあってしまい、イタリアどころか北アフリカの沿岸に到着してしまったのです。

カルタゴ(現在のチュニジア)では、手厚くもてなされるも、新たなトロイヤを建国するために航海を続けました。
トロイヤ人たちは、現在のローマ市内を流れるテヴェレ河口へとたどり着いたのです。
もう、お分かりでしょう。
そうです、ローマに辿り着いたのです。

ロマンスから始まったローマ

ロマンスから始まったローマ

image by iStockphoto

辿り着いた地は、ラティウムという地で、ここの王ラティーヌスにトロイヤの王アエネアスは会いに行きました。
そこで、劇的な出会いがあったのです。
アエネアスは、ラティーヌス王の娘ラウィニアに恋をしちゃいました。
日増しに愛情は深くなり、とうとう王にラウィニアと結婚したいと申し出ます。

しかし、ラティウム国内にも、ラウィニアを好きだった人がいたのです。
彼は、アエネアスに戦いを挑みました。
この戦いに勝ったのは、アエネアスでした。
彼は、愛する人を手に入れると共に、新しい自国を作ることができました。
彼はその新しい国に、愛妻の名ラウィニアと名付け、幸せに暮らしたようです。

ローマ市の前進アルバ・ロンガ

二人には、アスカニウスという子供が誕生しました。
彼も、自分の国が欲しいと、ローマの南東アルバーノ山地周辺に長く白い都市という意味を持つ「アルバ・ロンガ」を築き、その後、ラウィニアから都を移しました。

アルバ・ロンガの都市ができて400年後は、アスカニウスの子孫ヌミトルが治めていました。

そのヌミトルの娘レア・シルウィアが、ローマ建国の伝説で外すことのできないロムルスとレムスの生みの母です。







ロムルスとレムスの誕生

ロムルスとレムスの誕生

image by iStockphoto / 63362257

兄であるヌミトル王を追放してまでも、王座を我が物にしたアムリウスは、ヌミトルの娘レア・シルウィアに子供を産ませないよう巫女にさせました。
しかし、彼女は、ローマの戦いの神マルスを愛し、子供を産みました。
これが双子の男の子ロムルスとレムスです。

これを知った、アムリウス王はこの双子の男の子を、召使に「殺して川に沈めてしまえ!」と命令したのです。
レア・シルウィアも、牢屋に入れて出さぬよう命じました。
恐ろしい人ですね。

ロムストとレムスの人生の分かれ目

ロムストとレムスの人生の分かれ目

image by iStockphoto

召使たちは、実は双子の男の子を殺すことができずに、生きたまま木のゆりかごに入れて流し逃がしました。
その双子を7つの丘の近くで見付けた雌の狼はちょうど自分の子供を亡くしたばかりで、双子を育ててくれました。
これは、ローマを語る伝説の上で最も有名な話で、ローマ中にレリーフや像がたくさんあります。
紀元前5世紀に造られたとされるオリジナルの像は、カンピドーリオの丘の上のカピトリーニ博物館に所蔵されています。

その後、二人は羊飼いに拾われ育てられました。
二人は、村の青年のリーダーとなるべく、たくましく成長しました。
これも血筋でしょうか?そして、アルバ・ロンガを襲撃し伯父である王を殺し、彼らの祖父ヌミトルが王に復権しました。
もちろん、母のレア・シルウィアも、牢屋から救われています。

ローマの王たち

ローマの王たち

image by iStockphoto / 96048731

ローマの都市をロムレスが造ったことは、ご存知でしょう。
そこから7人の王が統治したと伝説に残っています。
ロムレスは、ローマの王時代に民会組織を作り、ローマが領土を広げる道筋を作りました。
でも、古代ローマの遺跡は、現在のコロッセオの下に眠っており、コロッセオを壊してまでも発掘することはなく謎のままなんです。

ロムレスは、ローマを守るための軍隊強化もしています。
3000人の歩兵と300人の騎兵を編成しました。
古代ローマには奴隷制度というものがありました。
ここから、人材を確保することが必要になったのです。

次のページでは『奴隷制度が招いた終わりのない戦い』を掲載!
次のページを読む >>

Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

この記事のカテゴリ

イタリア
ヨーロッパ
歴史

関連記事を見る

イタリアの記事を見る

神戸・三宮デートでイタリアンならここ!予約推奨&記念日対応OKなイタ飯レストランランキングTOP7
イタリア観光、リピーターにおすすめのマニアックコース3選【ローマ在住15年超の筆者が伝授!】
【イタリア観光】古代も中世もルネサンスも見れるイタリアへ
イタリア在住15年の私が決める!イタリア観光スポットランキングBEST 20
毒殺に暗殺!?スキャンダラスな一族「ボルジア家」とは
日本でも話題の世界最古の薬局!イタリアフィレンツェにある「サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局」の歴史を調べてみた
【イタリア在住者が伝授】イタリア観光の攻め方&モデルコースを徹底解析
「ローマの休日」を辿るイタリア・ローマ観光のすすめ。観光スポット・舞台はここ!
政府公認観光ガイドが伝授!アルベロベッロとプーリア州
ローマ在住者が伝授!ローマのおすすめの美術館20選
政府公認観光ガイドが伝授!愛の小道を歩きたいチンクエテッレ
初めてのベネチアなら見逃せない!1000年の栄光を感じる歴史スポット11選