【イタリア在住者が伝授】イタリア観光の攻め方&モデルコースを徹底解析

世界一の「ユネスコ世界遺産」を数を誇り、美術品といえば星の数ほど存在する国、それがイタリアです。

永遠の都「ローマ」、花の都「フィレンツェ」、芸術とモードの街「ミラノ」、水の都「ヴェネッツィア」。それぞれの街には、長い歴史と特有の文化があり、何度旅をしても飽きることがない、それがイタリア旅行の醍醐味。しかし、最初の旅行では、要所要所は押さえておきたいところ。
イタリア旅行初心者向け、イタリア旅行のモデルコースをご紹介いたします。

イタリアの定番を総なめ(6泊8日)コース

イタリアの定番を総なめ(6泊8日)コース

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現在、日本とイタリアを直接結ぶ航空会社はアリタリアのみ。

ローマから入るかミラノから入るかはお好みで選べます。

初めてのイタリア旅行であれば、やはり北から南まで要所は押さえておきたいところ。

ローマ→フィレンツェ→ミラノ→ヴェネツィアを巡ってみましょう。

1,2日目 ローマ

1,2日目 ローマ

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「永遠の都」と謳われるイタリアの首都ローマ。

古代ローマの遺跡から、中世、ルネサンス、近代、すべてを味わえるのがローマの魅力です。

絶対に外せないローマの観光地を見ていきましょう。

テルミニ駅からのアクセスが簡単 「スペイン広場」

テルミニ駅からのアクセスが簡単 「スペイン広場」

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見どころたくさんのローマをどのように攻略するか。

まずは、交通の便がよい「スペイン広場」を訪れてみましょう。

テルミニ駅からは、地下鉄A線に乗って「スパーニャ駅」で下車。
降りたお客さんが行く方向に歩いていけば、「スペイン階段」の脇に出るようになっています。

映画「ローマの休日」ですっかりおなじみになった「スペイン階段」。

残念ながら現在は、法律により階段の上でジェラートやその他の食品を食べることは禁止されています。

「スペイン階段」を上ったところにある二つの鐘楼が特徴の教会は、「トリニタ・ディ・モンティ教会」。
フランス人のために建てられた教会です。
その隣には、「ヴィッラ・メディチ」、こちらはフランスのアカデミー。

フランス関連の建物が多いのに「スペイン広場」と呼ばれる由来は、1647年に「ヴァティカンにおけるスペイン大使館」が建設されたため。

階段を下りて、真っ正面に伸びているのがブランド街として有名な「コンドッティ通り」。
主要なブランドはすべて、「スペイン広場」周辺に存在していますから、お目当てのお買い物がある人にはとっても便利。

ブランド店以外にも、イタリアの洗練を感じるお店が密集している地区です。

スペイン広場の住所・アクセスや営業時間など

名称 スペイン広場
名称(英語) Piazza di Spagna
住所 Piazza di Spagna, 00187 Roma
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.turismoroma.it/cosa-fare/piazza-di-spagna
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

スペイン広場のスポットページ

もう一度戻ってくることを祈願して 「トレヴィの泉」

もう一度戻ってくることを祈願して 「トレヴィの泉」

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「スペイン広場」から「トレヴィの泉」までは、お店や教会を見ながら徒歩で行ける距離です。

「トレヴィの泉」には、車やバスで乗り付けることはできませんから、散策しながら向かうにはうってつけ。

「トレヴィの泉」は、18世紀に完成した巨大なモニュメント。

海の神ポセイドンを中心に、真っ白な大理石がまぶしいほどです。

「トレヴィの泉」で有名なのが、コイン投げの儀式。

左の肩越しにコインを1回投げると、「ふたたびトレヴィの泉に戻ってくることができる」。

2回投げると、「愛する人と出会うことができる」。

これがよく知られた伝説ですが、諸説あるようです。

ローマでは大人気の観光スポット、コインに気を取られてスリに盗まれた、などということがないように気をつけてください。

トレヴィの泉の住所・アクセスや営業時間など

名称 トレヴィの泉
名称(英語) Fontana di Trevi
住所 Piazza di Trevi, 00187 Roma
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.turismoroma.it/cosa-fare/fontana-di-trevi?lang=en
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

トレヴィの泉のスポットページ

「ヴェネツィア広場」から「フォロ・ロマーノ」方面へ その先には「コロッセオ」

「ヴェネツィア広場」から「フォロ・ロマーノ」方面へ その先には「コロッセオ」

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「トレヴィの泉」からアクセスしやすいのが「ヴェネツィア広場」。

由緒ある「ヴェネツィア宮殿」、圧倒的な迫力の白亜のモニュメント「ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世記念堂」など、ローマならではの建築物を見ることができます。

「ヴェネツィア広場」から「フォーリ・インペリアーリ通り」に向かうと、道の両際には古代ローマ時代の遺跡が。
左側には「トライアヌス帝の円柱」「トライアヌス帝のマーケット」が、右側には当時の政治の中枢であった建築物の遺跡があります。

「フォロ・ロマーノ」を見学したい場合は、入場券が必要。
ただし、「コロッセオ」「フォロ・ロマーノ」「パラティーノの丘」の共通券です。

「フォロ・ロマーノ」の先には、ローマのシンボル「コロッセオ」が威容を誇っています。
「コロッセオ」は、数あるローマの観光施設の中でもトップの人気。
そのため、「コロッセオ」の入口で切符を購入するのには、長い列に並ばなくてはなりません。
「コロッセオ」内を見学したい場合は、「フォロ・ロマーノ」か「パラティーノの丘」の入口で購入するのがお勧め。

ヴェネツィア広場の住所・アクセスや営業時間など

名称 ヴェネツィア広場
名称(英語) Piazza Venezia
住所 Piazza Venezia, 00186 Roma
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://www.turismoroma.it/cosa-fare/piazza-venezia
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ヴェネツィア広場のスポットページ

ミケランジェロを感じながら「フォロ・ロマーノ」を眼下に見渡せる丘「カンピドーリオ」

ミケランジェロを感じながら「フォロ・ロマーノ」を眼下に見渡せる丘「カンピドーリオ」

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「ヴェネツィア広場」から、「テアートロ・デル・マルチェッロ通り」を歩いていると、左手に緩やかな階段と、その欄干に立つ巨大な彫刻が見えてきます。
これが、「カンピドーリオの丘」。

古代ローマ時代には神々を祀った寺院があり、ルネサンス時代にミケランジェロが設計した美しい広場です。
緩やかな階段を上がると、中央にいるのは五賢帝の一人「マルクス・アウレリウス帝」。
古代ローマ時代の彫刻の傑作ですが、ミケランジェロがその見事さに惚れ込んで、この広場に設置。
現在は、本物の「マルクス・アウレリウス像」は「カンピドーリオ広場」にある美術館に保管されています。

中央にある建物が「ローマ市役所」。

その横を抜けると、「フォロ・ロマーノ」を眼下に見下ろせるバルコニーへ。
古代とルネサンス、イタリアが繁栄した二つの時代をともに味わえる場所なのです。

カンピドーリオの丘の住所・アクセスや営業時間など

名称 カンピドーリオの丘
名称(英語) Piazza del Campidoglio
住所 Piazza del Campidoglio, 00186 Roma
営業時間・開場時間 カンピドーリオ美術館:9:30−19:30
利用料金や入場料 カンピドーリオ美術館:15ユーロ
参考サイト http://www.060608.it/it/cultura-e-svago/beni-culturali/beni-architettonici-e-storici/piazza-del-campidoglio.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

カンピドーリオの丘のスポットページ

日本人だけではない、世界中から来る観光客に人気「真実の口」

日本人だけではない、世界中から来る観光客に人気「真実の口」

image by iStockphoto

「カンピドーリオの丘」から「チルコ・マッシモ」方面に10分ほど歩くと、鐘楼が特徴の赤茶けた教会が見えてきます。
これが、「真実の口」がある「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会」です。

教会は、キリスト教の信者さんも集う聖なる場所。
「真実の口」を見学するさいも、信者さんたちの迷惑にならないように気をつけましょう。

またここ数年、「真実の口」の見学者が激増したことを受けて、写真撮影には2ユーロかかります。
長蛇の列に並ぶことを覚悟し、小銭もしっかり用意しておきましょう。

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会の住所・アクセスや営業時間など

名称 サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
名称(英語) Basilica di Santa Maria in Cosmedin
住所 Piazza della Bocca della Verità, 18, 00186 Roma
営業時間・開場時間 9:30−17:00(冬期) 9:30−18:00(夏期)
利用料金や入場料 2ユーロ
参考サイト http://060608.it/it/cultura-e-svago/luoghi-di-culto-di-interesse-storico-artistico/chiese-cattoliche/basilica-di-santa-maria-in-cosmedin.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

サンタ・マリア・イン・コスメディン教会のスポットページ

美術館見学は少なくとも半日を要します

美術館見学は少なくとも半日を要します

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ローマには「バチカン美術館」や「カピトリーノ美術館」、「ボルゲーゼ美術館」など、世界に誇れる著名な美術館がたくさんあります。
美術ファンならずとも、有名な作品だけは見ておきたいと思うかたも多いでしょう。

ここ数年、こうした人気の美術館は、チケット購入のために長い列に並ばなくても良いように、オンラインでチケットが購入できるようになりました。

しかし、日本の美術館の規模になれている私たちにとって、イタリアの美術館の規模は想像以上で、入館から見学コースを歩くだけでもかなりの時間を要します。

美術館以外の観光地を見る時間をよく考え、美術館には入館するようにしましょう。

ボルゲーゼ美術館の住所・アクセスや営業時間など

名称 ボルゲーゼ美術館
名称(英語) Museo e Galleria Borghese
住所 Piazzale Scipione Borghese, 5, 00197 Roma RM
営業時間・開場時間 9:00−19:00 月曜休館
利用料金や入場料 一般13ユーロ(予約料2ユーロ)
参考サイト http://galleriaborghese.beniculturali.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ボルゲーゼ美術館のスポットページ

「サン・ピエトロ大聖堂」の見学は、開館と同時に

キリスト教の大本山バチカン市国を象徴する「サン・ピエトロ大聖堂」。

世界で最も大きな教会です。

近年のテロの頻発で、大聖堂見学前のセキュリティーチェックが厳しくなりました。

くれぐれも、肌の露出を控えた服装で見学しましょう。

また、時間を有効に使いたいのならば、早起きをして朝7時の開館と同時に見学するのがもっとも待ち時間が少なく、見学も楽。

また、ローマ法王が出席する行事などにより、「サン・ピエトロ大聖堂」に一般参拝客を入れない火もあります。

ローマ法王や、ヴァティカンの行事などは、あらかじめヴァティカンのホームページで調べておくのが無難。








サン・ピエトロ大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 サン・ピエトロ大聖堂
名称(英語) Basilica di San Pietro in Vaticano
住所 Piazza San Pietro, 00120 Città del Vaticano
営業時間・開場時間 7:00−17:00(冬期) 7:00−18:00(夏期)
利用料金や入場料 無料, クーポラへはエレベーター8ユーロ,階段6ユーロ
参考サイト http://www.vatican.va/various/basiliche/san_pietro/index_it.htm
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

サン・ピエトロ大聖堂のスポットページ

ローマで自由時間が2日、「ナポリ」「ポンペイ」「カプリ」に行くべきか否か

ローマで自由時間が2日、「ナポリ」「ポンペイ」「カプリ」に行くべきか否か

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ローマで2日間を過ごす方は、2日目に「ナポリ」「ポンペイ」や「カプリ」にオプションで旅行されるかたも多いはず。

ちなみに、ローマ-ナポリ間は200キロの余。

観光バスを利用する場合は、かなり早起きする必要があります。
また、高速道路の渋滞も懸念されますので、テルミニ駅から電車でナポリ方面に向かうほうが無難かもしれません。

数年前、電車に関してはイタリアの国鉄だけではなく「イタロ」といいう別会社が運行を開始しました。
ローマからナポリまで1時間強、値段も格安チケットが見つかりますので、気分を変えて電車で旅行したいというかたにはお薦めです。

「青の洞窟」で有名なカプリ島は、ナポリからさらに舟で向かうことになります。

「青の洞窟」は、水位が上がると見学不可能になる上、時間的な制約が多くなりますから、もう少し余裕のある旅の機会にすることをお薦めします。

ローマ料理を、議事堂のとなりで

ローマといえば、「カルボナーラ」「カーチョ・エ・ペーペ」、「アマトリチャーナ」など、チーズをふんだんにかけたパスタが有名。

その味が、国会議員にも愛される小さなレストランがこちらです。

アットホームな雰囲気で迎えてくれる「ダ・ジーノ」、お買い物途中でも便利。

Trattoria da Gino al Parlamento

Vicolo Vicolo Rosini, 4,

tell 06 687 3434

ダ・ジーノの住所・アクセスや営業時間など

名称 ダ・ジーノ
名称(英語) Trattoria da Gino al Parlamento
住所 Vicolo Vicolo Rosini 4, 00186 Roma
営業時間・開場時間 13:00−14:45, 20:00−22:30
利用料金や入場料 予算10ユーロ〜
参考サイト http://www.ristoranteparlamento.roma.it/
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ダ・ジーノのスポットページ

3日目 フィレンツェ

3日目 フィレンツェ

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「花の都」と謳われるルネサンスの街「フィレンツェ」。

日本の京都と姉妹都市である「フィレンツェ」には、繁栄した商業や芸術の痕跡を歩きながら感じることができる街です。

さあ、「フィレンツェ」の観光にくりだしましょう。

フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」 観光中もこのクーポラを目印に

フィレンツェのシンボル「ドゥオモ」 観光中もこのクーポラを目印に

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フィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ駅から、「ドゥオモ」までは徒歩で10分。

途中、ミケランジェロが設計制作した「メディチ家廟」がある「サン・ロレンツォ聖堂」を見学するのもお薦め。

フィレンツェのどこにいても目に入ってくる「ドゥオモ」のクーポラ。

「花の都フィレンツェ」のシンボルの「ドゥオモ」は、正式名を「花の聖母の大聖堂」といいます。
響きも美しいですね。

商業や銀行業で財を得たフィレンツェが、1296年から建設を初め、1471年にシンボルとなるクーポラが完成しました。

ルネサンスの天才といわれた建築家たちが才能を競い合い、財にあかせて建設された「ドゥオモ」は、クーポラの高さなんと107メートル。

外観は、白、ピンク、緑の大理石で構成された非常に美しいものです。

大聖堂は、肌の露出が多い服装やゴム草履では入場ができません。
教会であることを認識し常識ある服装で見学しましょう。

大聖堂内部には、これまた美術史に残る芸術家たちが描いた作品が飾られており、フィレンツェの往時をしのぶことができます。

ドゥオモとクーポラに上がるためには、15ユーロの入場料が必要。

フリーパスになっていますので、大聖堂に付属する鐘楼や「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」も見学したいかたにはお薦めです。
また、フリーパスで入場できる「大聖堂付属博物館」には、ミケランジェロが自画像を彫ったといわれる名高き「ピエタ」もあり。
ミケランジェロファンはぜひ!

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
名称(英語) Cattedrale di Santa Maria del Fiore
住所 Piazza del Duomo, Firenze
営業時間・開場時間 10:00−17:00
利用料金や入場料 15ユーロ
参考サイト https://www.ilgrandemuseodelduomo.it/monumenti/1-cattedrale
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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のスポットページ

「天国の扉」がまぶしい「サン・ジョヴァンニ礼拝堂」

「天国の扉」がまぶしい「サン・ジョヴァンニ礼拝堂」

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「ドゥオモ」の真ん前に立つ八角形の建物、それが「サン・ジョヴァンニ礼拝堂」。

「サン・ジョヴァンニ」は日本では「聖ヨハネ」と呼ばれており、フィレンツェの街の守護聖人なのです。

ロマネスク建築の傑作と称えられる「洗礼堂」のスポンサーは、当時のフィレンツェの経済をになった毛織物組合でした。

1059年から建設が始まった「洗礼堂」、その扉の装飾を誰に依頼するかを決めるために1401年にコンクールが開催されました。
ブルネレスキとギベルティという天才二人が競い合ったコンクールは、ルネサンス文化の開花を告げるイベントであったとする学者も。

ちょうど、「ドゥオモ」と向き合う形になっている扉が、ミケランジェロも礼賛したギベルティ作「天国の扉」です。
オリジナルは、「大聖堂附属博物館」所蔵。

ちなみに、イタリア文学の父ダンテ・アリギエーリも、ここで洗礼を受けているのだとか。

フリーパスを使って内部を見学される方は、天井のモザイクに注目。
色の洪水のようなみごとなモザイクで、聖書のシーンが描かれています。

サン・ジョヴァンニ礼拝堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 サン・ジョヴァンニ礼拝堂
名称(英語) Battistero di San Giovanni
住所 Piazza del Duomo, Firenze
営業時間・開場時間 8:15−10:15, 11:15−18:30
利用料金や入場料 15ユーロ(ドゥオモと共通)
参考サイト https://www.museumflorence.com/monuments/3-baptistry
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サン・ジョヴァンニ礼拝堂のスポットページ

ミケランジェロ作「ダヴィデ像」が置かれていた「シニョーリア広場」

ミケランジェロ作「ダヴィデ像」が置かれていた「シニョーリア広場」

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「ドゥオモ」から「ウフィッツィ美術館」、「ヴェッキオ橋」などに向かう途中にある「シニョーリア広場」。

ここはかつて、フィレンツェ共和国の行政の中心でした。

広場の一角にある「ヴェッキオ宮殿」は、「君主論」を著したマキャベリも通勤した由緒ある建物。

その入口には、「ダヴィデ像」が置かれています。
現在、「シニョーリア広場」にある「ダヴィデ像」はレプリカで、本物はフィレンツェのアッカデミア美術館に。

20代のミケランジェロが彫り上げた若く美しい「ダヴィデ像」、土台部分を入れると5メートル超の文字通り「大作」でした。
この「ダヴィデ像」をどこに設置するのか、レオナルド・ダ・ヴィンチやボッティチェッリ、ギルランダーイオという天才たちが協議したという記録があります。
レオナルドやボッティチェッリは、大理石の消耗や汚れを考慮し、屋内に置くことを主張。
レオナルドになにかにつけ張り合っていたミケランジェロが、この「シニョーリア広場」の一角に置くことを主張したのだとか。

天才たちの逸話も楽しい、歴史の一部を見ることができる「広場」なのです。

シニョーリア広場の住所・アクセスや営業時間など

名称 シニョーリア広場
名称(英語) Piazza della Signoria
住所 Piazza della Signoria, 50122 Firenze FI
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.visitflorence.com/it/monumenti-di-firenze/piazza-della-signoria.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

シニョーリア広場のスポットページ

美しい女神たちを見に「ウフィッツィ美術館」へ

美しい女神たちを見に「ウフィッツィ美術館」へ

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「ドゥオモ」から、アルノ川に向かって歩いて行くと「ウフィッツィ美術館」にたどり着きます。

世界の美術ファンが、生涯に一度は訪れたいと熱望する高名な美術館「ウフィッツィ」。

フィレンツェで権力者となり、トスカーナ大公にまで上り詰めたメディチ家が、行政機関を置いていた建物が美術館になっています。

それではここになにがあるのかといえば、

・ボッティチェッリ作 「ビーナスの誕生」「春」

・レオナルド・ダ・ヴィンチ作 「東方三博士の礼拝」「受胎告知」

・ミケランジェロ作 「聖家族」

・ラッファエッロ作 「自画像」「ヒワの聖母」

・ティツィアーノ作 「ウルビーノのヴィーナス」「フローラ」

・ピエロ・デッラ・フランチェスカ作 「ウルビーノ公爵とその夫人の肖像」

などなど、一日にひとつ見ればじゅうぶん満足と思われる天才たちの作品がこれでもか、と登場します。

とくに、ボッティチェッリの「春」と「ビーナスの誕生」はフィレンツェの最盛期を飾る作品としておなじみ。

これだけの作品が揃っていながら、「ウフィッツィ美術館」の入場料は8ユーロ。

ただし、ハイシーズンになると値段が上がり、オンライン予約では3,75~4.75の予約料が加算。

また、美術館内の美術展の鑑賞料が含まれることがあります。

とにかく人気の「ウフィッツィ美術館」は予約が必須。

ハイシーズンは、オンラインのチケットも売り切れ続出となりますので、早めの購入が望ましいと思います。

そして、当日券を買う人は、長蛇の列に寄ってきて法外な値段をふっかけるダフ屋にご注意を。

次のページでは『「アルノ川」に架かる橋、「ヴェッキオ橋」を渡る』を掲載!
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Writer:

ローマ在住十数年。かつてはコロッセオを横目に見ながら通勤し、現在はローマの街を見下ろす山暮らし。歴史と美術と書籍に耽溺中。 ブログ「ルネサンスのセレブたち」 (http://blog.livedoor.jp/cucciola1007/) 連載「ダ・ヴィンチの食堂」 (https://goo.gl/9xnp9W)

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