ロシア中世の古都、美しい白亜の教会群が残る「ウラジーミル」の魅力

ウラジーミルは、モスクワから東約200kmに位置する都市です。かつては、ウラジーミル・モノマフ公によって建設されたウラジーミル大公国として栄えました。現在はウラジーミル州の州都となっており、人口は約30万人超。モスクワから急行で1時間40分、エレクトリーチカ(近郊列車)でも2〜3時間で行くことができます。あまり聞きなれない都市のウラジーミルですが、ここには「ウラジーミルとスーズダリの白亜の建造物群」として世界遺産にも登録された、とても美しい聖堂群が残されています。というのも、ウラジーミルのあるモスクワの東北近郊は、かつて、ロシアの文化、芸術、建築の源流が育まれました地域。中世の古都が円形上にいくつも点在し、「黄金の輪」と呼ばれています。ウラジーミルはその古都群の中でも一番有名と言われていて、12世紀頃の美しい教会や建築を見ることができます。ここでは、そんなロシア中世の風景を残す、ウラジーミルの美しい見所をご紹介します。


城壁の街の面影を伝える「黄金の門」

城壁の街の面影を伝える「黄金の門」

image by iStockphoto / 60579038

まずは、この町のシンボルともなっているこの「黄金の門」です。
1164年に建設されました。
かつてのウラジーミルは、街全体が城壁で囲まれていたといいます。
「黄金の門」は、街の入口となっており、ほかにも、5つの外門と2つの内門があったそうです。
今ではその城壁の大部分はなくなってしまいましたが、この黄金の門だけが当時の姿を物語るものとなっています。

13世紀には、チンギス・ハーンの孫バトゥの率いるモンゴル軍がウラジーミルに侵攻、モンゴル軍は城壁を超え、わずか6日間でウラジーミルを征服してしまったという歴史があります。

この門の上部は礼拝堂となっており、現在そこは歴史博物館として公開されています。
展示の中には、モンゴル軍が猛攻している様子や、当時の門の様子がわかるジオラマが展示されていて、迫力があります。

ウラジーミルの住所・アクセスや営業時間など

名称 ウラジーミル
住所 Vladimir
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%AB
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ウラジーミルのスポットページ

黄金の門のそばに建つ、レンガ造りの「トロイツカヤ教会」

黄金の門のそばに建つ、レンガ造りの「トロイツカヤ教会」

image by iStockphoto / 95908107

黄金の門のすぐ斜め前方にはトロイツカヤ教会が建っています。
こちらは20世紀の初頭に建てられた教会ですが、白亜の建物の中で、レンガ造り目を惹く立派な建物です。
また、教会の前はちょっとした広場もあります。

中は、現在は博物館になっていて、クリスタルガラスのコレクションや刺繍のコレクションなどの展示も楽しむことができますよ。

支配者たちが眠る。丘の上の「ウスペンスキー大聖堂」

支配者たちが眠る。丘の上の「ウスペンスキー大聖堂」

image by iStockphoto / 74296095

黄金の門をくぐって、少し歩いていくとウスペンスキー聖堂が見えてきます。
こちらは「黄金の門」とともに世界遺産に登録された、白亜の建物です。
14世紀までロシアの大聖堂の最高位にあった歴史的な教会で、歴代皇帝が王位に就く際の戴冠式を執り行った場所でもあります。

また、モンゴルの侵略やウラジミールで起きた火災を潜り抜けて、現在に当時の姿を残す貴重な教会です。
ウラジーミル・スーズダリ大公国をはじめとする歴代の支配者達も、この教会の地下聖堂に埋葬されているそうですので、ウラジミールの歴史を色濃く感じさせてくれる場所ですね。

image by iStockphoto / 74296247

この教会はウラジミールの中でも、最も高い丘の上に立っているので、見晴らしもとても良いでしょう。
その上に建つ白亜の建物は、堂々としていて迫力があります。


image by iStockphoto / 25176241

冬の雪景色の中でも、白が映えて、美しいですね。

ウスペンスキー大聖堂の住所・アクセスや営業時間など

名称 ウスペンスキー大聖堂
住所 Dormition Cathedral
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%94%9F%E7%A5%9E%E5%A5%B3%E5%B0%B1%E5%AF%9D%E5%A4%A7%E8%81%96%E5%A0%82
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

ウスペンスキー大聖堂のスポットページ

小ぶりながらも、見ごたえあり。「ドミトリエフスキー聖堂 」

小ぶりながらも、見ごたえあり。「ドミトリエフスキー聖堂 」

image by iStockphoto / 84518065

12世紀に建設された聖堂。
ウスペンスキー聖堂の東に建っています。
この聖堂はウラジーミルの守護聖人ドミトリー・サルンスキーに捧げられました。

image by iStockphoto / 32987176

ウスペンスキー聖堂と比べて、小さな建物ですが、この聖堂の特徴は壁一面のレリーフです。
聖書の場面やギリシャ、ローマの神話がテーマとなった彫刻が、壁面に美しく彫り込まれているのを見ることができます。

以上の黄金の門、ウスペンスキー大聖堂、ドミトリエフスキー聖堂は、世界遺産に登録された教会群ですが、すべて歩いて見て回ることができる距離にありますのでぜひとも巡ってみてくださいね。

次のページでは『川辺にたたずむ白衣の花嫁。「ポクロヴァ・ナ・ネルリ教会」』を掲載!
次のページを読む >>

関連記事を見る

ヨーロッパの記事を見る

神戸・三宮デートでイタリアンならここ!予約推奨&記念日対応OKなイタ飯レストランランキングTOP7
イタリア観光、リピーターにおすすめのマニアックコース3選【ローマ在住15年超の筆者が伝授!】
絶対行きたい!「麗しきヨーロッパの古城・宮殿」選りすぐり9選!
どんな国?意外と知らないポルトガルの”絵になる”歴史的スポット10選
北欧の大国スウェーデンで出会う歴史ある重厚な建造物たち
スペイン観光ならここ!魅力がギュッと詰まった歴史的スポット10選
スペイン随一の絶景「ラ・コンチャ海岸」。白い砂浜と美しい海は必見!
歴史的建造物の宝庫!魅惑の国オーストリアで中世へタイムトリップ
ビッグ・ベンって何だっけ?知っておきたいイギリスの歴史的建造物6選
ウィーン観光ならここ!ウィーン近郊にある自然と歴史が溶け合った観光スポット
そうだったんだ、フランス!ちょっと意外なフランスの歴史エピソードをめぐるスポット
【マリメッコの歴史】かわいらしくて斬新なデザインが特徴、フィンランド生まれの「マリメッコ」