とっても大変!外国人がイギリスで家を買う…私の体験記

イギリスのマイホーム購入は中古売買が主流です。特に都市ではずっと住み続けることはせず、その時の収入や家族構成に応じて臨機応変に家を売買するのが通例です。しかし、一番最初の家購入が一番難しいとされています。なぜなら、家の価値が高騰し、頭金を貯めるのが大変なことと、銀行のローン獲得も年々難しくなっているからです。外国人の私が挑んだマイホーム購入劇をお話します。

たくさんありすぎて解りにくい建物の種類とその付加価値

たくさんありすぎて解りにくい建物の種類とその付加価値
まずは建物の種類から学びます。
House(一軒家)、Flat(アパート)、Maisonette(メゾネット)、築が古いから安い訳ではなく、大きさや立地はもちろんのこと、一軒家が隣の家とくっついているかどうかや、どんなリフォームがされているか、歴史的建物に指定されているかどうかで値段が左右します。

 

逆に古い趣のある建物が人気のため、割と新しい建物の方が安い値段がついていたりもします。
これに加え、その建物の土地が付いてくるか、借地になっているかでも家の値段が変わります。
借地の場合、家は自分の物だけど、その地主は他にいるので、値段はさまざまですが、借地金を地主に毎年おさめる事になります。

気に入ったらまず見学!百聞は一見に如かず

気に入ったらまず見学!百聞は一見に如かず
最近はインターネットの発達により、不動産会社に頼らなくてもネットで検索もできますし、最新の情報を比べる事もできるので楽な分、競争相手も増えます。
ネットでの下調べも重要ですが、実際に足を運んでそのエリアの雰囲気やスーパーや学校などの実態も調べしました。

興味の物件を見つけたら、不動産会社に連絡して見学をさせてもらいます。
決まった日にちに興味の買い手達の一斉見学を行っている家もあれば、見学は一度でも二度でも納得のいくまでオーケーしている家主もいます。
しかし早い者勝ちなのであまり迷っている訳にもいきません。

お金の駆け引きはドキドキハラハラ

お金の駆け引きはドキドキハラハラ
購入したい物件を決めたら金額のオファーを出します。
提示している額を下回るものでも、同額でも上回るものでも不動産会社を通して、家主とのやりとりが行われます。
他に自分よりも上回る金額のオファーをだしている買い手がいるかもしれないし、早く売りたいので下回る金額でも受け入れてもらえるかもしれません。
これは運も左右すると言っていいでしょう。







私の場合、強気に交渉し、先方の希望額を下回る額を提示したのですが、ラッキーなことに受け入れてもらうことができました。
人気の家では売買予想額をはるかに上回るオファーが入る事があるそうです。
人生で一番高いお買い物ですので心臓が休まる事はありませんでした。

外国人は信用されない?!ローン組み立ての厳しい審査

外国人は信用されない?!ローン組み立ての厳しい審査
売り手と買い手の金額の同意ができた時点で、弁護士に入ってもらい、山の様な書類の処理と銀行へのローンの手続きが始まります。

外国人である私にはイギリスで働いていたとしてもローンの組み立てが難しいようでした。
働いている会社の明細、所得はもちろん、全財産の明細とクレジットカードなどのいままでの金融関係のありとあらゆる歴史を調べられ、保証人など様々な書類にも署名させられました。

審査が厳しく、ローンの組み立てが決まったのは家主と金額の同意をしてからなんと5ヶ月経ってからのことでした。
とても長い月日でした。

イギリスでの中古売買の欠点はみんなが売買していること

イギリスでの中古売買の欠点はみんなが売買していること
弁護士の書類の受理が終った時点で不動産会社と鍵の受け取りの日程を決めます。
先ほど述べた様に、イギリスでは家の中古売買が主流なので、私の買った家主も次に買った家の家主がいて、その家主も売買をしている可能性があり、このチェーンはどこまでも繋がっている事もあり、この連鎖がうまくいかないと長い事待たされてしまう事もあるようです。

もう空き家になっていてすぐに入居可能な物件はそれも魅力の一つのようです。
実際に私の受け渡しもこのチェーン連鎖の調整で少し時間がかかってしまいました。

次のページでは『厳しすぎる外国人の住宅購入…!』を掲載!
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MANAMI

Writer:

人生の約半分をイギリスで過ごし、いろいろな世界の街角で、異文化の面白さを見てきました。異文化理解とは言葉で簡単に言えるほど容易なものではありませんが、私の異文化体験をお伝えし、そこから少しでもリーダーさんの異文化理解に繋がればと思います。

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