フランス観光で行きたい!マニアックな歴史的観光地区10選

歴史家の中ではフランスの起源は、フランク王国分割後のカロリング朝からだとされています。ローマ時代の都市や、大聖堂、お城をはじめ、ラスコーの洞窟やアルルの古代劇場、アレクサンドル3世橋やルーヴル・ピラミッド等々、語りつくせないほど魅力的な観光地が揃っています。今回は、フランスの観光で見たい!マニアックな歴史的観光地区を厳選してみました。

#1 「パリ旧市街」と呼ばれるマレ地区

「パリ旧市街」と呼ばれるマレ地区

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サン・ジャック塔からバスティーユ広場まで広がる、18世紀の貴族の邸宅が残るおしゃれなエリアです。
フランスパリ発祥の地といわれる、サン・ルイ島もこのエリアにあります。

アンリ4世の命により、1612年に完成した赤レンガ造りのパヴィヨンに囲まれた、パリで最も美しいヴォージュ広場。
回廊に囲まれたパリ最古といわれる広場では、ヴィクトル・ユゴー記念館や北側にあるアートギャラリーに訪れるのも醍醐味かも。
地区の中にたくさんある博物館を巡ったりするのもおすすめです。

また、1789年7月14日に王政を倒すために立ち上がったパリ市民が襲撃した、バスティーユ牢獄の跡地の広場には、7月革命記念柱があり、新オペラ座も訪れてみる価値があります。
パリジェンヌ気分で、18世紀の風情ある邸宅を辿りながら散策するのにもってこいですよ。
ぜひ。

#2 イタリアムードに満ちたエリア!ニース旧市街

イタリアムードに満ちたエリア!ニース旧市街

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フランスの人気リゾート、コート・ダジュールの中心地として有名なニース。
第二次世界大戦の戦火を免れた旧市街の迷路のように入り組んだ小路をゆっくり歩くと、17世紀以前のイタリア領時代に造られたパステルカラーの建物が並んでいます。
レストランや土産物屋など雰囲気のいいお店がたくさんあり、サレヤ広場の市場や花市を含めると、散策だけでも1日がかりです。

バロック建築の最高傑作といわれるミゼリコルド礼拝堂やカイス・ド・ピエラス伯邸、ニースオペラ座など見どころもたくさんあります。
旧市街から一足伸ばして城跡がある丘の上から、「天使の湾」と呼ばれる地中海を望む絶景は必見です。
かつてヨーロッパ中の王侯貴族の避寒の地で、高級社交場とされた古都ニースに訪れてみませんか?

#3 ヨーロッパ最大の城塞を誇る!歴史的城塞都市カルカソンヌ

ヨーロッパ最大の城塞を誇る!歴史的城塞都市カルカソンヌ

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スペインとの国境近くにある、全長約3kmに渡る二重の城壁に守られた、ヨーロッパ最大規模の城塞が残る歴史的な地。
フランス有数の観光地としても知られており、「カルカソンヌを見ずして死ぬな」といわれるほどの壮大なお城は必見です。
2つの高い塔をはじめ、52もの塔も見応えがありますよ。

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このコンタル城は紀元前3世紀に造られたもので、ローマ人たちが城塞都市へと発展させました。
一歩城壁内に入ると、まるで中世に迷い込んだような街並みが広がっており、石畳の道や古い家々が雰囲気を盛り上げてくれます。
11世紀からの歴史をもつ、ロマネスクとゴシック様式のサン・ナゼール・バジリカ聖堂も必見。
内部にある、13~14世紀のステンドグラスは、心が洗われるほど壮麗です。
城壁を歩いてみるのもよし、ライトアップした幻想的な城塞を見ながら、2500年の時の流れに思いを馳せるのも醍醐味かも知れませんね。

#4 石畳の細い路地が入り組むローマ人が築いた都!リヨン歴史地区

石畳の細い路地が入り組むローマ人が築いた都!リヨン歴史地区

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パリに次ぐ、フランス第二の都市として知られるリヨン。
芸術と美食の街としても有名ですね。
ソーヌ川の西側には、ローマ時代から長く繁栄した旧市街があり、ここには、ローマ時代はもちろんルネサンス時代までの建物が並んでいます。

紀元前1世紀には既に町があったとされるリヨンは、ローマ帝国の3つガリアの首府として栄えました。
円形劇場などローマ時代の遺跡が残るリヨン発祥の地「フルヴィエールの丘」をはじめ、14世紀の天文時計で知られるサン・ジャン大司教教会も必見です。
最も美しいとされるルネサンス建築集合体も、石畳の道をそぞろ歩きしながら見学したいものですね。

#5 エスプリが漂うセザンヌの故郷!エクス・アン・プロヴァンス

エスプリが漂うセザンヌの故郷!エクス・アン・プロヴァンス

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街そのものが歴史本のようだといわれる、プロヴァンスを代表する古都です。
かつてプロヴァンス伯爵領の首都として栄えました。
地名の由来となった泉は紀元前124年に見つかってから、今も脈々と湧いています。
ガイウス・マリウス率いるローマ軍がチュートン人たちを滅ぼした地であり、その後、西ゴート族による占領や、イスラム帝国の侵略など数々の歴史を背負いました。

1486年にフランス領となり、1501年にはプロヴァンスの高等法院をルイ12世が設置しています。
見どころは5~17世紀にかけてのさまざまな建築様式が入り組んだ、サン・ソヴール大聖堂。
ロマネスクの回廊やメロヴィング朝の洗礼堂などが見どころとなっています。
他にも、セザンヌゆかりの地も多く、彼が絵のモチーフによく使ったジャス・ド・ブッファンの別荘も必見です。
また、1650年に造られた目抜き通りのあちらこちらには噴水があり、荘厳なファサードをもつ貴族邸宅が立ち並んでいます。

#6 映画祭でも有名な、ニースに並ぶ高級リゾート!カンヌ

映画祭でも有名な、ニースに並ぶ高級リゾート!カンヌ

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カンヌにある旧港の小高い丘に続く坂道を登って行くと、コート・ダジュールの国際的観光都市と雰囲気が異なった、中世の美しい街並みが残る旧市街地があります。
中世から19世紀の初めまでは、農業と水産業を中心とした村落でした。
イギリスのブルハム卿が立ち寄ってことをきっかけに、貴族たちが別荘を建て始めたことが、カンヌをコート・ダジュールでニースに次ぐリゾート地へと発展させました。

元々、旧市街地は、修道士が立てた要塞でした。
中庭には、高さ22mのカストルの塔が立っており、ここからはカンヌの美しい景色を望めます。

ピーターラビット

Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

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