歴史に翻弄されながら美しい景観を維持してきた港町。古都トロギールの歴史

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「古都トロギール」をご紹介します。

古都トロギールってこんなところ

トロギールの住所・アクセスや営業時間など

名称 トロギール
住所 Tragurion
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%AE%E3%83%AB
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

トロギールのスポットページ

島全体が中世の趣を持つトロギールの起こり

クロアチアの南西部にある、海峡に浮かぶ中世の小さな港町トロギール。
島全体が旧市街地でアドリア海の潮風を受けながら石畳の入り組んだ平坦な路地を巡る散策を楽しめます。
水辺に映る美しい姿はリトルヴェネツィアと称されるほどです。
この島の始まりは紀元前385年ごろにヴィス島から侵入してきたギリシャ人植民者によって造られた植民都市です。
アドリア海沿岸にはフヴァール島やコルチュラ島などがありますが、このトロギールが一番古いといわれています。
この名前は、植民者の彼らが「トラグリウム」と呼んだことが由来です。
ギリシャ人たちが来るまでは先住民のイリュリア人が住んでいました。
ここからトロギールの約2300年もの長きに渡る植民都市としての伝統が築かれます。

聖ニコラス教会内のベネディクト会修道院には、紀元前3世紀ごろのギリシャの碑文や紀元前1世紀のカイロのレリーフ、ギリシャ神のモニュメントが保管されています。







港町へと発展し衰退後の目覚ましい経済回復を見せるトロギール

トロギールは東西に500m、南北に300mという小さな半島でした。
中世時代に敵の侵略を防ぐために、水路で隔て出島を造り、周りを高く強固な城壁で囲みました。
その中にカメルレンゴ要塞や聖マルコ塔などを造り要塞化しました。
半面大きな港町として発展し、これは古代ローマ時代まで続いています。
9世紀からトロギールはクロアチア王国へ臣従するようになり、11世紀には司教区が設立されています。
11世紀末に当時のハンガリー王だったカールマン1世がクロアチアを征服。
クロアチア王となりました。
その後、トロギールはハンガリー王国から自治権を与えられました。
9~10世紀には聖バルバラ聖堂が創建されています。
しかし、1123年にサラセン人によって征服され破壊されますが、すぐに立ち直り12~13世紀には凄まじい経済繁栄を起こします。

トロギールの象徴の大聖堂の建設と、ヴェネツィアの支配下に

1242年にハンガリー王ベーラ4世はモンゴル帝国に侵入されトロギールに避難しました。
そのトロギールも1420年に、ヴェネツィア共和国の支配下にくだりました。
ダルマチアの他の地域と同様にその支配は1797年まで約400年もの間続くこととなります。
この頃の13~15世紀ごろにトロギールの基礎ができ、多くの建造物が造られています。
次のページでは『ヴェネツィア共和国の崩壊とその後』を掲載!
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