プリンス・エドワード島の歴史はやっぱり穏やか。「波間に浮かぶゆりかご」と呼ばれる、カナダ自治領発祥の地

多民族化する島

多民族化する島

image by iStockphoto

これまで、セント・ジョンと呼ばれた島の名前は1798年、プリンス・エドワード島と改称されました。
イギリス第4皇子のケント公エドワードに因んで命名されました。
実は、エドワードは、ヴィクトリア女王のお父さんなんですよ。

1775年のアメリカが独立戦争に勝利し、植民地から解放される日が来ました。
しかし、カナダにはイギリスに忠誠を誓う王党派たち数百万人を超す人々が、迫害を逃れて流入したのです。
1803年にはスコットランドから800人もの移民団が押し寄せました。
19世紀の半ばには、プリンス・エドワード島の半数をスコットランド系の住民が閉めるようになっています。
大英帝国では、ローマン・カトリックが違法とされており、一部の住民には市民権が与えたれていなかったのです。
1830年以降は与えられています。

カナダ独立の主役となる島

この頃になると、プリンス・エドワード島にも近代化の風が吹くようになります。
1763年にイギリス国王ジョージ3世の妻、シャーロットから名付けられたシャーロットタウンにも、近代化の波が訪れました。
1847年には、プロビンス・ハウスや市庁舎などが建設されています。
1851年には国際貿易と防衛を除く全ての自治権を得ることができ、島は更に独自の道を歩めるようになりました。

島は造船業やシルバー・フォックス産業で栄えるようになり、活気に満ち溢れていました。
プリンス・エドワード島の歴史を語る上で外せないのが、1864年9月1日に行われた「シャーロットタウン会議」です。
これは英領北アメリカ植民地群の各代表が、政治連合へ向けて話し合いをするため召集に、された会議でした。
先ほどご紹介した、プロビンス・ハウスで行われています。

シャーロットタウン会議後の島

シャーロットタウン会議後の島

image by iStockphoto

これを機に1866年には、「英領北アメリカ法」が成立し、1867年には、4州から成る、自治領カナダが誕生しました。
プリンス・エドワード島も、カナダ自治領発祥の地になるべく、役割を果たすことができました。
しかし、プリンス・エドワード島は連邦参加を拒否し、独立した植民地となるか、アメリカ合衆国の一部のなるかを考察する道を選んでいます。

1870年には鉄道敷設を開始するも、残念なことに多額の借金を背負うことになりました。
島は独立を諦め、1873年に連邦加盟への交渉を考えるようになります。
独立を諦め得たものは、80万ドルの現金と、カナダ国会下院に6議席、上院に4議席を確保し、鉄道による借金も連邦が肩代わりしました。
結構おいしい話しだったんですね。
1908年には『赤毛のアン』が発売され、100年以上絶った今も愛され続けており、プリンス・エドワード島の観光資源となっています。







一生に一度は訪れたい、世界一美しいプリンス・エドワード島は、世界中の人々が憧れる地です

先住民のミクマックが「波間に浮かぶゆりかご」と呼んで以来、訪れる人々の心を揺さぶるほど美しい景観に恵まれている島です。
素朴な人々の暮らしは、桃源郷のような世界中の人々を魅了する観光地として人気を博しています。
photo by PIXTA and iStock

Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

この記事のカテゴリ

カナダ
北米
歴史

関連記事を見る

カナダの記事を見る

【カナダの世界遺産】美しい街並みに世界最大級の恐竜化石層など…カナダ」の世界遺産はこれ
カナダ留学するならここ!お勧め都市と過ごし方
カナダ留学が決まったら、これだけは持っていきたい持ち物リスト
これを見たら絶対に行きたくなる、カナダ、トロントの完全ガイド
元住民が伝授!カナダ・トロントのおすすめグルメ40選
カナダ観光で絶対行きたい「カナディアン ロッキー」で見れる絶景スポット10選
トロントに移住したくなったら…?費用や資金、ビザなど徹底ガイド
モントリオールの「オリンピック公園」は外せない!行き方、料金や営業時間は?
広大な大地が織りなす北米大陸の絶景・秘境ランキングTOP12
カナダ旅行なら「ロジャース・センター」は外せない!行き方、や見どころは?
トロントの「ハイパーク」で見れる紅葉に桜にうっとり。カナダ観光ならここは外せない!
カナダ旅行なら世界一のストリート「ヤング通り」は必見!おすすめカフェや見どころまとめ