イスラムとアラビアが混同する世界最古の街『サナア旧市街』

まるでお菓子でできたような可愛らしい建物が立ち並ぶサナアの旧市街。世界最古の街の一つと言われています。ここでは、どこをとっても絵になるイエメンのサナア旧市街についてご紹介します。

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サナアは、アラビア半島南西にある人口約180万のイエメンの首都。標高は約2,300mで、首都としては世界でも高地に位置しています。イスラム文化圏でありながらアラブ文化の影響が色濃く残っていて、市内には粘土で作った煉瓦造りの建物があふれています。

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photo by bugbog.com

旧市街は高さ12mの城壁に囲まれ、106のモスク、12の公共浴場と6500棟にのぼる古い家屋が今でも残っています。

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photo by marcodilauro.com

ノアの箱舟伝説によるとノアの息子・セムによって町が創建されたとされる世界最古の街のひとつ。昔と変わらず今でも人や物が行き交う国の心臓部として賑わいを見せています。

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photo by cbm.org

イエメン建築では、窓の部分には「カマリア窓」と呼ばれるステンドグラスが配されます。そのカマリア窓をレンガと接合している白い漆喰のデザインが建物を芸術作品のように美しく仕上げています。

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photo by middleeastrevised.com

サナアでは、意外なほど多くの緑地を目にします。これはブスターンと呼ばれる共同菜園。敵の攻撃を受け、城門を閉めて篭城した時でも、食料を確保できるよう作られたもので、何百年もの間この城壁の中で自給自足の生活が受け継がれてきたことがわかります。

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photo by d1vmp8zzttzftq

日が暮れ、温かい色の灯りが灯りはじめると街の様子は一気にロマンチックになり、まさにアラビアンナイトの世界。サナア旧市街は、千夜一夜物語でアリババが逃げ込んだ街としても謳われています。

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photo by fotopedia.com

まるでここだけ時が止まっているかのような美しい街、サナア。しかし残念ながら2000年以降テロや全国規模での政治的混乱が起こり、日本の外務省は度々渡航禁止勧告を出しています。再び政情が安定し、このおとぎの国のような街を多くの人が訪れることを願ってやみません。

サナア(Sana’a)への行き方

直行便がないため、カタール(ドーハ)やアラブ首長国連邦(ドバイ)、エジプト(カイロ)を経由してサナアへ。

wondertrip編集部

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