旧約聖書のノアの箱船が辿り着いたトルコにある富士山『アララト山』

『旧約聖書』に登場するノアの箱舟が、大洪水のあと流れ着いた場所としてその名を世界にとどろかすアララト山。
古くから多くのアルメニア人が生活を営んできた地域としても知られており、アルメニア民族のシンボルともなっています。
今回は、そんな今も昔も世界中の人々を魅了してやまないトルコのアララト山について、その魅力をたっぷりとご紹介していきましょう。






アララト山は、トルコの東端、イランとの国境にほど近い場所にそびえ立つ成層火山です。
標高5,137mの主峰である大アララト山と、大アララト山の東南に位置する標高3,896mの小アララト山の2つの大きな山から成ります。
アララト山は夏でも頂上に白い雪の残る見目麗しい山で、日本人にはおなじみの富士山を彷彿とさせる趣きがあります。
しかし、世界中の人々がこのアララト山に熱い視線を送っている理由は、その美しさによるものだけではありません。
ヨーロッパのみならず世界で最も多く読まれている書籍として名高い旧約聖書には、ノアの箱舟というエピソードが登場します。
誰もが1度は耳にしたことのあるその話の、箱舟が最終的に流れ着いた山として、アララト山は目されているのです。
実際に、アララト山からは古い時代の木片が見つかるなどノアの箱舟伝説の実在を裏付けるかのような痕跡が発掘されたりもしていますが、一般的には確かな根拠とはなっていません。
しかし、不思議と人々を惹きつける神秘的なエネルギーにあふれたアララト山には、連日多くの登山客が世界中から足を運びます。






今もこの山のどこかにノアの箱舟が埋まっていると信じる人も多いのだそうです。
標高およそ1,900mのところに位置する最終集落であるエリコイ村には、素朴な暮らしを営む村人たちの姿も見られます。
車が入れるのはこのエリコイ村まで。
ここから先は、車を降りてひたすら徒歩で山頂を目指します。
途中では、遊牧民たちの張るテントや、放牧されたヒツジなどの家畜に出会うことも。
トレッキングならではの醍醐味、色とりどりの美しい高山植物もあちらこちらで目にすることができるでしょう。
みずみずしいブルーが色鮮やかなゲンティアナは、ヨーロッパのアルプスにおける三代名花のひとつです。
wondertrip編集部

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