神様から知恵を授かったソロモンと絶世の美女シバ王女のエピソードってちょっとユニーク

イスラエルの王ソロモンの能力を試そうと、難問を持って現れたシバ王国の女王マケダ。日本の一休さんと将軍様のとんち比べのような修羅場を繰り広げたという有名なエピソードが残っています。今回は、ソロモンとシバ王女の面白エピソードについてお話ししたいと思います。少しだけお付き合いくださいね。

ソロモンってどんな人?

ソロモンってどんな人?

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ソロモンは、旧約聖書の「列王記」に登場する人物です。
父はダビデ、母はバト・シェバで、古代イスラエル3代王でした。
ソロモンとはヘブライ語で「平和に満ちた」という意味を指しています。
彼は、王ダビデの末の子として生まれましたが、王が病床で「後継ぎはソロモンを」というお告げを受けたことにより、兄のアドニヤを退け王になりました。

彼には正妻が700人、妾が300人いたといわれています。
政治の功績としては、12の部族結合を解体させ統一し、軍備の拡張をしています。
更に、フェニキア人の協力を得て、エジプト、アラビア、紅海や地中海沿岸諸国との交易により経済や文化においても繁栄をもたらしました。

絶対王政を目指し分裂したイスラエル

絶対王政を目指し分裂したイスラエル

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商業を重視したことで得たお金で、壮大なエルサレム神殿を造り、古代イスラエル宗教の中心地に首都エルサレムを置きました。
旧約聖書のおける知恵文学のほとんどは、彼が作ったものといわれています。
彼は、国際交流を進める傍らで、国内勢力の力を抑え込み、中央主権的絶対王政を目指しました。
占領地から戦利品や貢物が絶えず、国のGNPも倍増しました。
あえて言えば、四大文明の交差地点にあり、3つの大陸の接点にあったことも追い風になったようです。

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彼は財テクにも長けており、父ダビデの遺言でもあったエルサレムに神殿や宮殿を造っており、「ソロモンの栄華」と謳われるバブル経済を巻き起こしました。
国民には重税を強いる結果となったようです。
また、国際結婚を進めたために、異教徒が国に入り込むことになり彼の死後、国土は分裂しています。

ソロモンへの神のお告げ

ソロモンへの神のお告げ

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前述したような王だったソロモンの枕元に、ある夜神が立ち、「あなたに何を与えようか。
願いなさい。」といいました。
その時のソロモンの答えは素晴らしく、「庶民を幸せに導くための知恵を授けてほしい」と願いました。
神は、私利私欲ではなく、「知恵」としたソロモンに感動したとか。
神から貰った知恵で、彼は大岡裁きをやってのけています。
というより、大岡裁きはこの旧約聖書のソロモンの伝説から出来たといわれています。






ソロモンの大岡裁きってどんなもの?

ソロモンの大岡裁きってどんなもの?

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ソロモンの大岡裁きは、同居している2人の女性がソロモンに裁きを求めてやっていました。
夜寝ているときにどちらかの赤ちゃんが母親の下敷きになって死んでしまったというのです。
どちらの母親も、自分が生きている赤ちゃんの母親だと主張しました。

そこでソロモンは、力が強く巨漢の兵士を呼び「その剣でその赤ん坊を二つに切り裂き、そこにいる2人の女に与えよ」といったのです。
もちろん赤ちゃんは死んじゃいますよね。
一人の母親は、どうかその子をこの女にやってくださいとソロモンに願いました。
一方の女性は、ふてくされてどうぞ殺してくださいといったのです。
もちろんソロモンは、前者の赤ちゃんの命乞いをした女性に渡しました。
大岡裁きで子供を引っ張り合いした裁きとよく似ていますね!

ソロモンのもとへ出発するシバ王女

ソロモンのもとへ出発するシバ王女

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シバ王女ことマケダ女王がいた「シバ王国っていったいどこにあったんだろう?」。
エチオピア説やイエメン説、ジンバブエ説や邪馬台国説まで飛び出しており、実際にははっきりわかっていません。
ソロモン王国を一気に裕福な国にしたこと、王の財テクぶり、豊かな知恵の持ち主だと、シバ王国はソロモンの噂でもちきりでした。

王女というものはいつの時代も困ったもので、この噂を自ら確認したいと思いソロモンになんとしてでも会ってみたいと赴いたのです。
じゃじゃ馬だったんでしょうね。
彼女は、難問と大勢の家来、香辛料に金や宝石などあらゆる贈り物をラクダに積み込んで国を出発しました。

ソロモン王国に着いたシバ王女

ソロモン王国に着いたシバ王女

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でも、シバ女王はソロモンの宮殿に入っただけで驚愕します。
だって、宮殿は見たことがないほど豪華で壮麗だったんですもの。
しかも、考えに考えて作ってきた難題もソロモンはサラッと全て解いてしまいました。
噂を聞いて思いを募らせてやってきたら、全くのダメ人間という話はよく聞きますが、知恵については噂道理でどんな難問も難なく解く姿には、シバ王女はメロメロだったとか。

実は、シバはソロモンの知恵を削ごうとやってきたのですが、ミイラ取りがミイラになってしまったのです。
司馬はソロモンの知恵と優しさに心を揺さぶられ、恋に落ちてしまいました。
ソロモンもシバを心の底から愛していました。

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