がっかり世界遺産なんて呼ばせない!トルコ「トロイ遺跡」の魅力

トロイ遺跡はトルコ北西部にあります。ホメロスの叙事詩「イリアス」に出てくる伝説上の都市と信じられていたトロイを、実在した都市と信じたドイツ人シュリーマンが発掘しました。

遺跡入り口にある木馬

遺跡入り口にある木馬

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古代都市トロイは、神話では海の近くにあるように描かれていますが、トロイの遺跡は実際には海からかなり離れた場所にあります。
これは、トロイの地形は現在とは全く異なり、地質学調査結果では5000年前のトロイは海に面しており、その後2つの川に泥が堆積して次第に埋め立てられ、海が遠のいていったためという説が有力です。
遺跡の入り口には1975年に複製された大きな木馬が立っており、木馬はがっしりとした作りで、上の階まで登ることができ中に入ることもできます。

トロイ遺跡の住所・アクセスや営業時間など

名称トロイ遺跡
名称(英語)Truva Ören Yeri (Troia)
住所Troia, 17100 Tevfikiye/Çanakkale Merkez/CK
営業時間・開場時間8:00−20:00(夏期), 8:00−17:00(冬期)
利用料金や入場料25トルコリラ
参考サイトhttp://www.muze.gov.tr/tr/muzeler/truva-troia-orenyeri
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

トロイ遺跡のスポットページ

ホメロスによって書かれた壮大なドラマ「イリアス」

ホメロスによって書かれた壮大なドラマ「イリアス」

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トロイ戦争が描かれた「イリアス」は、紀元前800年ごろに盲目の詩人ホメロスによって書かれました。
「イリアス」によると、トロイ戦争はトロイの王子がギリシアの王メネラウスの美しい妻ヘレネを誘惑したことが原因で起こったとされています。
トロイはギリシア軍の攻撃に耐え抜き、戦争は10年間も続き、その間にはアキレス腱で有名なギリシアの勇士アキレスも登場し、さまざまなドラマが展開します。
そして、この戦争に決着をつけたのが木馬をトロイの城内に入れさせる作戦でした。

伝説上の都市だと信じられていたトロイ

伝説上の都市だと信じられていたトロイ

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トロイは多くの人が神話の世界、伝説上の都市だと信じていましたが、ドイツの実業家ハインリヒ・シュリーマンはトロイが実在した都市であると確信していました。
幼いころからホメロスの叙事詩を暗唱し、その世界に取りつかれていた彼は、古代都市トロイの発見を夢見ていました。
実業家として成功していたシュリーマンは40歳を過ぎて、それまで蓄えてきた富を使って自らの夢の実現を目指しました。

シュリーマンが発掘調査を行う

シュリーマンが発掘調査を行う

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ちょうどそのころ、チャナッカレの領事館に住んでいた英国人フランク・カルバートが、近くのヒサール・ルックがトロイの跡地ではないか考えて発掘調査を行っていました。
カルバートは大英博物館に協力を依頼しましたが返事はなく、途方に暮れていたところにシュリーマンに出会いました。
シュリーマンは1870年から本格的な発掘調査を行い、その地層の違いから、トロイが紀元前3000年から何世紀にもわたって何回か都市が建設されてきたことを発見しました。


プリアモス王の財宝を発掘

プリアモス王の財宝を発掘

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シュリーマンは一番深い地層の部分を第一市と名付け、第七市までを見極めました。
彼は1873年、妻のソフィアとともにトロイ最後の王プリアモスが所有していた財宝をも発見しています。
1882年からはドイツの若手考古学者ヴィルヘルム・デルプフェルトも加わって更に発掘が進み、シュリーマン亡きあとはデルプフェルトによって、ここがホメロスの「イリアス」に描かれたトロイであることが立証されました。

都市は何度も建設されていた

都市は何度も建設されていた

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トロイに最初に都市が築かれたのは、紀元前3000年頃で、その町は約500年程続きました。
その時代の城門や城壁は遺跡の中心にあり、住居跡もはっきり残っています。
最初の町はおそらく火災によって全壊し、次に第二市が建設されました。
紀元前2500年頃から2300年頃までの第二市は、直径110mほどの円形都市になっていました。
シュリーマンが発掘した財宝を検証した結果、この時代の住民はかなり高度な加工技術を持っていたことが分かっています。
シュリーマンはここから発掘された財宝が「イリアス」に出てくるプリアモス王のものだったとし、第二市が「イリアス」のトロイであると考えました。

防衛設備の痕跡を発見

防衛設備の痕跡を発見

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次の紀元前2300年頃から1700年頃までが第三市から第五市の建設期にあたります。
ただし、この時代に関してはまだ不明な点が多く、大々的な遺跡は見つかっていません。
紀元前1700年頃から1250年頃までが第六市の建設期。
市壁の遺構が東側から南側を通って西側まで大きな半円を描くように残っています。
防衛設備が整っていることなどから、トルコの考古学者は、この第六市が「イリアス」に描かれたトロイではないかという説を唱えています。

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