アメリカの原風景が広がる赤茶けた荒野『モニュメント・バレー』

広大な大地にそびえ立つ、まるでモニュメントのような数々の赤い岩山。アメリカの西部劇には欠かせないこの場所は今もなお、多くの観光客が訪れるアメリカを代表する観光スポットです。そんな、アメリカのモニュメント・バレーについてご紹介します。

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photo by akamaihd.net

モニュメント・バレーは、アメリカ合衆国西南部のユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯の名称。公園自体はモニュメント・バレー・ナバホ・トライバル・パークと呼ばれています。

MINOLTA DIGITAL CAMERA

photo by monumentvalley.net

「メサ」と呼ばれるテーブル状の台地や、メサがさらに侵食が進み細くなった「ビュート」と呼ばれる岩山が点在しており、その景観がまるで記念碑のように見える事から、モニュメント・バレーという名が付きました。大きなビュートの高さは300mにも達します。

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photo by wikimedia

はるか2億7千万年前、この地域一帯は川底にありました。鉄分を含んだ砂は沈泥してやがて堆積し、現在よりもはるかに濃かった当時の酸素濃度が鉄分の酸化を促し、このような茶褐色の地表を創り出しました。

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photo by vacanceo.net

もともとはナバホの人々の聖地であったこの地域は、現在でも「ナバホ国」の中に位置し、形式的には米国政府から独立した国家となっています。そのため、アメリカの国立公園管理下にはおかれておらず、すべてナバホの人々が管理し、運営しています。観光地であると同時に彼らの生活の地であるため、公園内は一般の観光客が許可無しで入ることが出来る観光用道路と、ナバホ人が運営するツアーでのみ見学出来るエリアがはっきりと別けられています。

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photo by redbubble.net

一般に公開されている観光用道路が「バレー・ロード」。これは西部劇の第一人者、ジョン・フォード監督が映画撮影のために切り開いた道路で、ハイウェイのように舗装されいるわけではありません。砂埃や泥沼により悪路になるため、レンタカーで行く場合は四輪駆動車の方が安心です。

John Ford's Point, Monument Valley

photo by 500px

ジョン・フォードは、「駅馬車」や「捜索者」などジョン・ウェインを主演として、ここで多数の映画撮影を行いました。監督が好んで映画カメラを設置したモニュメント・バレーを一望できる場所は、ジョン・フォードポイント(John Ford’s Point)と呼ばれ、有名なビュースポットとなっています。

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まさに大西部を代表するような岩山が続くこのモニュメント・バレー。「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」「フォレストガンプ」などの数々の名画や、WindowsのOSの壁紙の一つにも採用されていたこの絶景、その迫力を是非ナマで味わってみてください。

モニュメント・バレー(Monument Valley)への行き方

日本からはまず、アメリカ西海岸ののロサンゼルスかサンフランシスコ、またはシアトルへ飛び、そこから国内線でラスベガスのマッキャラン国際空港へ。ラスベガスからは車で約6時間半。ラスベガスからツアーを利用してナバホ民族自治州内の空港に降り立つことも可能です。

wondertrip編集部

Writer:

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