現代アメリカの若者文化「ヒップスターカルチャー」を学ぼう

現代アメリカの若者の文化として、ヒップスターカルチャーというものがあげられます。特徴的な出で立ち、特定の主義、思想などを持ち、独特の生活スタイルを取ります。それらは一体どのようなものなのでしょうか。

ヒップスターって?

ヒップスターって?
ヒップスターという言葉をご存知でしょうか?1990年代から使用され始め、2000年から2010年代にかけて存在感をましてきた、アメリカの特定の層の若者を表す言葉です。

ある程度お金に不自由しない中流層の若者が中心で、その多くが都市部の家賃の安い地域(すなわち治安の悪い地域)に住んでおり、特 定のサブカルチャーや、生活スタイルを好む若者層のことです。
未だに多くの若者がこのカルチャーに憧れ、まねする人々が後を絶ちません。

男性はひげのオシャレが最重要

男性はひげのオシャレが最重要
ヒップスターと言えばまずその特徴的な出で立ちが有名です。
男性の場合、何と言ってもまず有名なのがひげで、大きく分けて2種類が存在します。
一つは鼻の下の口ひげ、もう一つが口ひげプラスもみあげまで伸びる豊かなあごひげです。

凄い場合は、顔の長さの1.5倍以上もひげを伸びしている人もいます。
口ひげは整髪剤で、両端をピンと持ち上げるように癖をつけるとよりヒップスターらしくなります。
長いあごひげは編み込みをしたり、奇麗にカットしたりすることもあります。

メガネ、スキニージーンズにシングルスピードバイク、あなたも立派なヒップスター

メガネ、スキニージーンズにシングルスピードバイク、あなたも立派なヒップスター
その他の定番アイテムとして、縁の大きなメガネがあります。
オシャレな黒ぶちメガネだけでもなく、レトロな形のメガネ等も大人気です。
足にピッタリとしたスキニー ジーンズを履いて、スニーカーで足下を固めるのも定番のヒップスタースタイルです。
多くのヒップスターは、大手のブランド品を嫌い、古着屋等で個性的な服を買っています。

そして何と言ってもギア が固定されて、ブレーキの無いピストンバイクに乗って町を颯爽と移動するのが正式なヒップスターです。







オーガニックや環境問題に意識が高く、まさにアメリカ版意識高い系?

オーガニックや環境問題に意識が高く、まさにアメリカ版意識高い系?
ヒップスターの人々の政治的な考え方は、いわゆる自由主義、進歩的な思想が多いと言われています。
これは例えば、権力から人間は自由であるべきであり、人々は人種、性別に関わらず平等であるべきなどという考え方のことです。

またヒップスターは、環境問題にも高い関心を示しています。
ヒッピーのような自然を大事にした生き方や、肉を一切食べないベジタリアン、卵やチーズ、牛乳も食べないビーガンなども、環境負荷の点から好む人が多いです。
このように様々な社会問題にもある程度の関心を持つような『意識高い系』の若者が多くヒップスターになっています。

ヒップスター = 痛い人?

ヒップスター = 痛い人?
ここまで読んだ読者のかたはある特定の感想を持ったかもしれません。
「これはちょっと」。
まさにアメリカでもヒップスター=イケテル若者という見方もあるのですが、その一方でヒップスター=痛い人のような見方も存在します。

型にはまった服装、自転車、そしてライフスタイルで自由を愛する人にしてはマニュアル通りの格好の人達も多いです。
しかしながらヒップスター文化は紛れも無く、アメリカ現代の社会風俗であり、今の所はまだまだ衰える様子はありません。

あなたも明日からヒップスター!

現代アメリカで最大サブカルチャーのヒップスター文化。
その格好、嗜好、思想のために好き嫌いは分かれますが、紛れ無く多くの若者間に浸透しています。
今後この流れがどうなっていくのかも見物です。
photo by PIXTA