ここまで厳しいの!?ロサンゼルスの激しすぎる駐車違反の取り締まり

アメリカ、ロサンゼルスは車社会。生活するなら車は大人一人に一台必要とも言えます。そんなロサンゼルスでは、実は車に関する交通ルールがとっても厳しいのです。国や地域が変われば、法律や慣習もガラッと変わりますね。アメリカ在住経験のある筆者がレポートします。


歩行者よりも、車が優先される街

歩行者よりも、車が優先される街
ロサンゼルスは車社会です。
電車やバスもありますが、日本のように充実していないためか、多くの人は車を利用して移動をします。
車社会ですと、当然ながら人間より、車が優先されることも多くあります。
信号や道路を渡るときは注意が必要ですし、それ以前に、歩行者用の信号や横断歩道が日本にくらべて格段に少ないほど。
車なしでは移動もままなりません。

駐車場が足りない?道路までも、駐車スペースに

駐車場が足りない?道路までも、駐車スペースに
多くの車が安全に街中を走るためにはどうするか…そう、交通規制がとっても厳しいのです。
中でも、駐車については特に取り締まりが厳しい印象があります。

広い国土を持つアメリカ、もちろん駐車場のスペースもたっぷりあります。
しかし、一部の都市部ではそれだけでは足りず、道路を、場所と時間によって有効に利用して駐車スペースにしています。
そこでうまれたのが、路上駐車のルール。
上手に活用できると、とても便利で割安な駐車方法なのですが、そこには大きな落とし穴も。
厳格にルールを守らないと罰金になります。
その仕組みはややこしく、長く住む人でないと、理解するまでに時間がかかります。

 

道路の路肩がカラフル、そこに隠された駐車ルール

道路の路肩がカラフル、そこに隠された駐車ルール
ロサンゼルスの道端はカラフルなマークがされていることがあります。
赤色は、常に駐車禁止、白色は、同乗者の乗り降りのみ、郵便ポストを使うときのみ、黄色は、貨物の積み下ろし時のみ一時的な停車が可能、青色は、障害者専用、緑色は決められた時間内のみということです。
これらに違反をすると、かなり高額な罰金が課せられます。

日本に比べて格段に幅の広い道路だったり車線数が多いので、これなら駐めてもいいだろうと思ってしまうのですが、油断なりません。
そのようなことは決してなく、むしろ、広いスペースのある道路だとしても、路肩の色は常に確認せねばなりません。

少しの違反も見逃しません

少しの違反も見逃しません
では、それらを誰が取り締まっているのかと思うのですが、Parking Enforcementという組織。
警察ではない、外部委託機関が取り締まっています。
彼らは出来高制なこともあり、非常に細かくチェックしているようなのです。
取り締まっている様子はよく目にします。

先ほど記した路肩の色による駐車可能エリアについても、タイヤが数センチはみ出ているだけでも、または駐車時間が決められた場所において1分でもオーバーしただけでも、罰金を取られてもおかしくない状況。
実際、そんな些細なことで罰金を払わねばならない人も非常に多いのが現状です。

 

特にロサンゼルスが厳しい!

特にロサンゼルスが厳しい!
カリフォルニア州の交通法規は全米の中でも比較して厳しいとされ、中でもロサンゼルスが最も厳しくチェックされています。
これは車にも限らず歩行者ですら信号無視の交差点横断は罰金チケットを切られます。

市内においては5マイル以上オーバーでつかまります。
交差点の多くにカメラが設置され、黄信号になってからの交差点に進入した場合、その通過が遅すぎるとチケット切られます。
右左折時に歩行者が渡り終わる前に曲がったら、それもアウトとされます。
車のライトの球切れなど、整備不備へのチケットも同様に切られます。

学校内でも、アパート敷地内でも、油断は禁物

学校内でも、アパート敷地内でも、油断は禁物
もっとも驚いたのは、大学構内でも罰金が切られるということ。
アメリカでは大学生も車を使うシーンが多いのですが、学生だからという温情はありません。
また、ゲートコミュニティと呼ばれる日本でいうかつての団地のようなアパート群に住んでいる場合、本来その居住エリア内は自由に止められますが、そこにおいても、駐車スペースを示す白線を踏んでいた、同じ場所に⚪︎日以上駐めたなどの理由で当然のごとく罰金を請求されえます。
車社会は便利なようですが、車は駐める時間と場所もしっかり確保せねばなりませんが、とても気を使わねばならないのです。

 

楽しい、カーライフで、安全な街づくりを

結局は全て罰金に結びつくわけですが、ロサンゼルスでは不足している税金の一部をこういった罰金でまかなっているという話もあります。
ただ、こうした厳しい取り締まりのおかげで、沢山の車が溢れる車社会でもきちんとした秩序と非常時の消防車や救急車が優先して走れる社会を作りだしていることに間違いはありません。

もしも、レンタカーをしてロサンゼルスを走ることがあれば、もしも、引っ越しをして住むことがあれば、かなり注意してカーライフをお過ごしてくださいね。

 

photo by iStock

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