ワークライフバランス先進国と言われる。オーストラリア。日本の違いを比較

突然ですが、あなたは今の働き方に満足していますか?最近よく耳にする「ワークライフバランス」。‘仕事とプライベートの調和’を意味する言葉ですが、ちょっと世界に目を向けてみると私たちの知らない働き方があったりするのです。今回は、ワークライフバランス先進国と言われているオーストラリアにスポットをあて、日本との違いをじっくりお伝えします。


オーストラリアの初任給は日本の1.5倍

オーストラリアの初任給は日本の1.5倍
日本では、一般的な大卒の初任給は手取りにして20万円に満たないほどの額ですが、オーストラリアはなんと約40万円なのだそう。
物価が高いということを考慮しても日本の1.5倍はあるといわれていますからその待遇の良さに驚く人も多いでしょう。

また、時間外労働については、土曜に出勤した場合の時給は1.25倍、日曜は夜8時まで1.5倍、8時以降は1.75倍、祝日は2倍に上がるのだそう。
一方日本では、休日労働は1.35倍、午後10時以降1.5倍、という規定になっています。
月給制の会社なんかはこの辺りをあやふやにされてしまうこともあるとかないとか…まあいいかと流すことはせず、オーストラリアのようにしっかりと自分の価値を主張する意識も大切になるのではないでしょうか。

「できることを精いっぱい」で残業なしのオーストラリア

「できることを精いっぱい」で残業なしのオーストラリア
日本とオーストラリアでは基本的に、労働に対する姿勢が全く違います。
‘勤務時間内にできる限りのことを精一杯する’というのがオーストラリア流。
したがって時間内に終わらずいつも会社に遅くまで残っている人は、仕事をマネジメントできない能力の低い人として評価されてしまうのだそう。

日本のように、何とかしよう精神で無理をするのはオーストラリアではかっこ悪いことに見られてしまうのです。
また、時間内に終わらないほどの仕事量が1人に偏っているということも、企業としてのマネージメント能力に欠けるという解釈がなされるのだとか。
このようにオーストラリアでは仕事とプライべートの線引きを明確に実行できており、人々が無理なく働ける環境があるようです。

有休消化率100%でオーストラリア生活を満喫

有休消化率100%でオーストラリア生活を満喫
オーストラリアでは「有休を100%消化するのが当たり前」という考え方。
日本ではなんだか気が引けてしまう有給も、自分が好きなときに取ることができます。
消化できなかった分は翌年に繰り越され、退職までにすべて消化されるか、給料として支払われ還元されるシステムなのだそう。
日本でも同じようなシステムではありますが、繰り越しにも限度があったり病欠や冠婚葬祭でしか取得できなかったりとあってないようなものではないでしょうか。

なかなか有給の消化を歓迎されない風潮に疑問の声もあったりします。
オーストラリアのように、休むときはしっかり休め!と言わんばかりに徹底して休暇を与える文化に憧れてしまいますね。

オーストラリア女性は仕事も家庭もパーフェクト

オーストラリア女性は仕事も家庭もパーフェクト
オーストラリアでは女性の社会進出が浸透しており産休や育休の制度が整っているのが特徴。
また、働く時間を個人に合わせて自由に選択することも可能なのだそう。
例えば、朝は8時に出勤し、午後は幼稚園へ子供を迎えに行くため3時に退社できたり、急な子供の病気で退社する際はその分を早朝や週末出勤でカバーし、時間調整をすることもできます。

このように一人一人に合わせてフレキシブルな働き方ができるオーストラリアでは、出産後に社会復帰する女性が大変多いのだとか。
仕事も家庭も両立できる働き方を模索する女性にとっては、オーストラリアの労働環境はとても魅力的に見えてしまいますね。

日本にあってオーストラリアにないもの

日本にあってオーストラリアにないもの
実は日本にあってオーストラリアにない制度もあります。
それは「家賃補助、交通費支給、福利厚生」といった補助や、日本の会社であれば1年に1度受診させてくれる「健康診断」など。
基本的にこれらにかかる費用は全て給料で賄う必要があります。

また、年収にもよりますが20~30%という決して安くはない税金も納めなければなりません。
しかしこれは教育費や医療費の免除として後々還元される仕組みになっていますのであまり驚く必要もないのだとか。
住みやすい国ランキングでは毎年オーストラリアの都市が上位にランクしていますが、その理由がだんだん分かってきた気がしますね。

大切なものを守る勇気

給料が高く、有休も100%消化し、仕事も家庭も両立できるオーストラリア。
このように自由な働き方が実現できるのは、労働者が「会社に対して依存せずキャリアは自らで作り上げ、家族を大切にする」という意識の強さからくるのではないでしょうか。

彼らのように無理なく仕事とプライベートを両立させるには、まずは自分の働き方を見直し、改善できるところからスタートしてみてはいかがでしょう。
一人でも多くの人が望めば、将来日本もオーストラリアのようにすべての労働者に優しい環境が整うかもしれませんね。

photo by iStock
katsuya

Writer:

かつて仕事の都合で東京←→京都を年100回往復していました。京都の西七条に家を借り、なんと結婚相手も京都で見つけました。「地元民ではないけど、だからこそわかる京都」の魅力をお伝えします。

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