身に着けていると幸せな気分になれるハワイアン・ジュエリーの成り立ち

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「ハワイアンジュエリーの歴史」をご紹介します。






世界中の人々から愛される世界屈指のリゾート地ハワイ

世界中の人々から愛される世界屈指のリゾート地ハワイ

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ハワイってどこまでも続く美しく青い海や素朴な砂浜、ヤシの木のシルエットが素敵な夕日が見られる大人気のリゾート地ですね。
伝説や伝統、音楽や習慣など独特の文化を持つ、一度訪れたら忘れられない魅力的なスポットです。
ハワイの6つの島には数々の驚きと感動を呼び起こすアロハスピリットに出逢えます。
世界的に有名なビーチや古代から神聖なマナ(エネルギー)が宿るパワースポットが点在することでも有名なハワイは世界中の人々から愛される観光地です。

また、高級ブティックや大型ショッピングセンターには、世界の一流ブランドやハワイならではの土産物、伝統工芸品などさまざまなものが並んでいるので、そぞろ歩きをしながら過ごすにもピッタリですよ。
ハワイの街を歩いていると至る所で、デザイナブルでオシャレに身に着けられる魅力的なハワイアン・ジュエリーを見かけます。
そのハワイアン・ジュエリーの歴史って興味ありませんか?今回は、身に着けているだけでマナの力に守られているような、気分になれるハワイアン・ジュエリーの歴史に少しだけ触れてみたいと思います。
ぜひ、参考にしてくださいね!

ハワイアン・ジュエリーってどんなもの?

ハワイアン・ジュエリーってどんなもの?

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ハワイアン・ジュエリーは、永遠の思い出やアロハスピリットの象徴的な存在なんです。
正式には、『Hawaiian Heirloom Jewelry(ハワイアンエアルームジュエリー)』と呼ばれ、エアルーム=代々受け継がれる宝・財宝という意味を持ち、親から子へ又は大切な人へと受け継がれてゆく大切なものなんですよ。

家族の絆を大切にしたいとの気持ちが、ハワイアン・ジュエリーには込められています。
ハワイの習慣の一つに、子供が生まれたら子供の名前を彫ったブレスレットを造り、母親は子供が成長するまで大切に身に付けます。
女の子なら成人の日にプレゼントし、男の子にはそのフィアンセへの贈り物として渡し、親子の絆を受け継いでいるのです。
また、ハワイアン・ジュエリーのハンドメイド製品は恋人への愛の形として日本人の結婚指輪にも重宝されていますね。
そんな伝統とアロハスピリットの象徴、ハワイアン・ジュエリーにはどんな歴史が隠されているんでしょう。

ハワイアン・ジュエリーの起源

ハワイアン・ジュエリーの起源

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ハワイアン・ジュエリーは、約150年前に生まれたものです。
イギリスでは、家族や友人への追悼、愛の言葉や思い出の言葉を刻んだ「センチメンタルジュエリー」というゴールドジュエリーが、17世紀後半に流行しています。
実はこのセンチメンタルジュエリーがハワイアン・ジュエリーの起源です。
後にイギリスで流行った「ヴィクトリアン・モーニングジュエリー(喪中用のアクセサリー)」が、モチーフとなっています。

なぜ、ハワイなのにイギリス文化が影響しているの?って思われた方もいらっしゃると思います。
実はハワイはイギリス人探検家のキャプテンクックがハワイ諸島に上陸したことで、ヨーロッパにその存在を知られることとなったのです。
ハワイ諸島をはじめて統一した人がカメハメハ大王ってことはご存知ですね。
彼は、外交手腕に優れており、イギリスとの関係を深めたことでハワイ諸島を統一したことができたんですよ。

イギリスの「ヴィクトリアン・モーニングジュエリー」がなぜハワイに入ってきたの?

19世紀の半ばのイギリスヴィクトリア王朝時代になっても、ハワイ王朝と深い親交が続いていました。
ヴィクトリア女王が夫のアルバート公が亡くなった後、一生喪服で過ごしたという愛のエピソードが残っています。
その時ヴィクトリア女王は、夫への愛の証しとして、スクロール模様で喪服用の黒いブレスレットを特別に作りました。
このジュエリーは「ヴィクトリアン・モーニングジュエリー」と呼ばれ19世紀に再び流行したのです。
このジュエリーを見たハワイアン王朝のリリウ・カマカエハ大酋長(リリウオカラニ女王)が見て、その魅力に惹かれてしまいます。

彼女もアルバート王子の死を悼み、永遠の思い出を意味するハワイの言葉「ホオマナオ・マウ」と刻んだブレスレットを造らせ、これをお守りとして生涯身に着けていたといわれています。
そのジュエリーは金の台に黒のエナメルで、オールドイングリッシュスタイルの文字で刻まれていました。
女王は王位を剥奪された後も一生大切にしていたんです。
こんなにパートナーに愛されていた両夫が羨ましくもあり、なんだか心温まる素敵な話ですね。

また、彼女は宮殿で行われる舞踏会や演奏会などのプログラム作成に尽力したイギリス人の恩師である、ゾイ・アトキンソン氏にも「アロハ‘オエ(あなたに愛を)」の言葉を日付(1893年1月15日)と共に黒いエナメルでブレスレットに彫り、『ハワイアン・ブレスレット』という形で、感謝の気持ちを込めて送っています。
黒いエナメルで書かれた文字は女王自らが彫ったものです。







どうやってハワイアン・ジュエリーが周知されたの?

実はこのハワイアン・ブレスレットを送った恩師は、ホノルルのポフカイナ女学校の校長でした。
これを見た女子高生たちの間で、ブレスレットを造って送ることが流行しました。
これを機に、ハワイでも自分の大切な人への言葉やモチーフを刻んだジュエリーを贈る習慣が生まれたのです。

一方、リリウオカラニ女王の命令で、姪のカイウラニがイギリスに留学します。
彼女は優雅で美しい女性で、たちまち、ヨーロッパの社交界の華となり一目置かれる存在になっていました。
彼女が身に着けていたハワイアン・ジュエリーは注目を集め、ハワイとヨーロッパ文化を結びつけたのです。
そして、宣教師たちが伝えたイギリスの伝統的な渦巻き模様とハワイ独特の文化と自然のモチーフが融合したスクロール模様が彫られるように変化していきました。
ヴィクトリア女王がブレスレットに施したスクロール模様は、ハワイでは波の模様になって現在もハワイアン・ジュエリーとして息づいています。

現在のハワイアン・ジュエリー

ハワイで神聖とされるマイレの葉やティーリーフの葉、ハイビスカスやプレメリアの花をモチーフにしたハワイ独特のジュエリーが完成したのです。
このように成長したハワイアン・ジュエリーは、両親から娘への贈る大切な物となりました。
ハワイには、ハワイアン・ジュエリーの専門店がたくさんオープンし、好きな言葉を刻むオーダーメイドのジュエリーが流行しています。

ヴィクトリア女王は最強国家を造りあげた大英帝国を象徴する女王として知られています。
しかしハワイアン・ジュエリーでは、人を愛する心と自然を愛する心が受け継がれているのです。
この人を愛する心をハワイアン・ジュエリーに宿したのは、間違いなくヴィクトリア女王。
現在もこの夫を愛し続けた逸話は、ハワイアン・ジュエリーによって現在も伝えられています。

現在もほとんどがハンドメイドで、世界でたった一つしかないジュエリーということから、結婚指輪として購入する方も多いようです。
ハワイアンスピリットは、現在も尚、家族や恋人、友情の証しとしてハワイの人々に愛されています。

ヨーロッパとハワイの文化が融合した美しい模様が素敵なハワイアン・ジュエリーでハッピーに!

ハワイアンキルトやコア製品同様ハワイアン王朝が今に伝える伝統の逸品。
それが、ハワイアン・ジュエリーです。
これだけ愛情たっぷりのジュエリーの誕生秘話を持つジュエリーって世界は広くともハワイアン・ジュエリーがNo.1ではないでしょうか?ぜひ、身に着けてハワイアンスピリットを感じてみてはいかがでしょう。
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Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

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