幸福度指数で第6位!南米パナマ共和国の歴史

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日は「パナマの歴史」をご紹介します。

さまざまな国の文化を融合したパナマってこんな国

さまざまな国の文化を融合したパナマってこんな国

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太平洋とカリブ海を結ぶパナマ運河が有名で、観光資源も豊富な南米と北米の境に位置するパナマ共和国。
先日もパナマ文書で「2016ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた、今注目の国です。
商船や保有船腹量が世界で第一位!という記録も持っているんですよ。
パナマの旧市街地は開発が進み高層ビルが立ち並ぶ近代的な地へと変化を遂げました。
一方旧市街地は世界遺産に登録され、いったん破壊されたにも関わらずスペイン植民時代やフランス風の建物が建ち並ぶ、かつての美しさを取り戻しています。
現在は、建物の中が改装され、おしゃれな街へと変わりつつあります。

美しい海の景色はもちろん熱帯雨林やジャングルなど多彩な魅力を持っています。
バラエティに富んだ野生生物や植物も見ることができ、1200もの野生の蘭が自生しているといわれ、中でも「精霊の花」といわれる美しい花「エスピリトゥ・サント」はパナマの国花となっているんですよ。
また、数百もの島々に囲まれ、島の周りには何千もの珊瑚礁もあり、ダイビングやシュノーケリングなどのマリンスポーツも盛んです。
また、ガツン湖と世界屈指の釣り場もあり、遊びたいことがなんでも揃っている国でもあります。
かつて、海賊たちに悩まされた国も今では地球幸福度指数世界第6位にまで成長したパナマ共和国の歴史に少しだけ触れてみたいと思います。
ぜひ、参考にしてくださいね!

スペインによって発見され植民地となるパナマ

スペインによって発見され植民地となるパナマ

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紀元前1万年前から人が住んでいたことが確認されているパナマには、スペイン人が到着する前にチブチャ族をはじめとする先住民族が暮らしていました。
最初にヨーロッパ人が訪れたのは1501年のこと。
スペインの探検家バスティーダスがカリブ海側のポルトベロに上陸した時でした。
翌年には新大陸発見で有名なコロンブスが、モスキートス港沿岸に辿りついています。

スペインによる本格的な植民地化が始まったのは1513年にヌーニェス・デ・バルボアが太平洋側に到達した時からでした。
彼はパナマを探検した結果、パナマが重要な地になると見抜き最初の征服者となったのです。
バルボアは最初有名な航海者でしたが1501年にパナマ地峡に来ましたがエスパニョラ島で解散後、ここで農業を始めますが失敗。
借金難でパナマに向かう船に密航してしまいます。
逮捕されますが、結局パナマの地にいたことが認められ釈放された後、再びパナマに渡りました。

彼は、先住民と友好関係を築き、このパナマで彼らと協力し合い太平洋を見付けたという偉業を成し遂げた人物として、パナマの人たちから英雄とされています。
パナマ運河沿いには彼の名前が様々なところで付けられており、通貨も彼の名前の「バルボア」で、肖像を描いたコインも流通しています。

パナマ・シティの始まり

パナマ・シティの始まり

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初めて町が創設されたのは1519年のことで、現在のパナマ・ビエホと呼ばれている地域でした。
ここが、現在首都となっているパナマ・シティ創立の基礎となりました。
このパナマ地峡は、太平洋側のパナマ・シティ、カリブ海側のポルトベロ、ノンブレ・デ・ティオスと共に発展し自治植民地として繁栄を遂げました。
現在パナマ・シティはパナマの首都で、政治や金融の中心として栄え観光客が多く集まる都市となっています。

パナマにも他の植民地同様にアフリカから黒人奴隷がやってきました。
先住民は疫病と奴隷労働を課せられたことにより激減してしまいます。
しかし、イスパノアメリカの植民地の交通要塞、またスペイン人が住む都市として繁栄しました。
1530年には、フランシスコ・ピサロがパナマを拠点に、当時繁栄していたインカ帝国を征服したのです。
インカの財宝はパナマで陸揚げされ、スペイン本国に運ばれていきました。
こういう使い方でもパナマはスペインにとってなくてはならない存在となっていったのです。

時代と共に変わっていくカリブ海

時代と共に変わっていくカリブ海

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カリブの海賊で有名なカリブ海では海賊たちが我が物顔をする時代になっていました。
パナマ地峡はこのころになってもまだ、王の道や十字架の道などジャングルの中の小道をラバの背中にお宝を乗せて運んでいる状態でした。
これは、金銀財宝を海賊などの敵から守りやすくするためだったのです。
当時の海賊の長ドレイクが病死。
エリザベス女王も亡くなった後少しずつ海賊たちのあり方が変わってきたのです。

「新大陸発見」後はカリブ海の島々のほぼ全てがスペインの領地となっていました。
しかし、エスパニョラ島から金が取れなくなったころからスペイン人は離れていきました。
ここから、パナマの治安は最悪に。
イギリス、フランス、オランダなどの国を追われた者や脱船者が住みつくようになり、スペインの船がカリブ海に訪れると皆が群れになって攻撃しました。
そうです、これまでやりたい放題だったスペインは、恨みを買っており嫌われ者だったのです。

海賊たちに翻弄されるパナマ

海賊たちに翻弄されるパナマ

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海賊たちは海だけでなく島にも上陸することがありました。
島では、牛肉を燻製にして食べ、食糧補給に立ち寄る船にも売っていました。
実はバーベキューの語源は、ここから来ているんですよ!燻製肉を売る彼らを最初はフランス語で「ブカニエ」と呼び、その後英語で「バカニア」と呼ぶようになり、それが現在のバーベキューという言葉になりました。

話は戻って、1671年1月28日にイギリスの海賊ヘリー・モーガン率いる、1200人の舞台がサンロレンソ砦の脇から侵入しジャングルを進みパナマ市の手前でスペイン軍と衝突。
2週間に及ぶ戦闘でスペイン軍は全滅。
パナマに入ると海賊たちは3時間で街を破壊しスペイン人を皆殺しにし、街を占領しました。
その後放火したといわれていますが、モーガンはスペイン人の仕業と主張しています。
パナマの町全体が灰になってしまいました。
パナマ・ビエホでは今でも焼け焦げた建物が残っています。

独立意識が高まってくるパナマ

独立意識が高まってくるパナマ

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19世紀になると、南米大陸も独立の動きが出てきます。
1718年にヌエバ・グラナダ副王領となっていたパナマやコロンビア、ベネズエラ、エクアドルも1810年に副王を追放し独立を宣言しました。
これはいかん!と、スペインが軍隊を送り込みましたが、独立意欲が強かったパナマ人たちはスペイン軍を追い払いました。
この時に英雄となったシモン・ボリーバルが、独立後グラン・コロンビアを夢見て先頭に立つも失敗。
1821年にコロンビア、ベネズエラ、エクアドルが創建。
パナマはグラン・コロンビアの一州にすぎませんでした。

メキシコとの戦争が過激になるにつれて、パナマがアメリカにとって重要な地として見直され始めます。
フランス人のレセップスがパナマ運河建設のため会社を興しました。
彼はスエズ運河を建設した経験を持ち、パナマ運河建設に名乗りを上げたのです。
しかし工事が難航し倒産、この工事は米国が引き継ぎました。
パナマ地峡を10年間租借する条件をコロンビアに突きつけましたが棄却。
米国はパナマの独立派と手を組み、親米政権を設立しました。
これがきっかけとなりパナマはコロンビアからの独立に成功しました。

パナマ運河の経済効果による新たな戦い

パナマ運河の経済効果による新たな戦い

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1903年にやっとパナマは独立することができ、パナマ運河の利益が米国に持ち込まれる構造が出来上がり、工事が再開します。
このパナマ運河は1914年に開通し、現在も活躍しています。
2016年には新パナマ運河が建設され、この海域は運輸における激戦区と化しています。

このパナマ運河の利益を求める戦いが新たに始まりました。
1968年にはクーデターにより、司令官オマール・トリホスは穏健な民族主義路線を築きパナマに民族主義を目覚めさせました。
彼は南米諸国を味方につけることにより、米国のカーター大統領との交渉で、1999年末にパナマ運河と両岸を返還させることを実現させ、米軍も撤退しています。

国内情勢も不安定な時期が続き治安の悪化や国民不安が高まったこともありましたが、2009年5月にマルティネリが60%の得票数で大統領に当選しました。
2012年10月に米国・パナマ自由貿易協定(FTA)が発行されています。
現在は、幸せな国としても認められる南米でも治安が良い国といわれるほどの国に成長しています。

ピーターラビット

Writer:

世界遺産ブームをきっかけに歴史に目覚めてから、国や城、庭園などの成り立ちに魅了された主婦です。何だろう?と思ったことを調べて、皆さんにお伝えすることで気持ちを共有できたら幸せだな~と感じながら仕事をしています。ちょっとマニアックな歴史記事ですが、軽い気持ちで触れてみてくださいね!

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