3世紀の段階でここまで完成してたの!?→奇跡的に1700年残るクロアチア「ポレッチ歴史地区」

wondertripでは世界の絶景を紹介していますが、歴史地区や古代都市などの絶景スポットは、その歴史を少しでも知ることでより観光が楽しめます。今にも残る世界遺産のストーリーは、知識欲も刺激されますね。本日はクロアチアの「ポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群」をご紹介します。

「ポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群」ってこんなところ

「ポレッチ歴史地区のエウフラシウス聖堂建築群」ってこんなところ

Porec Old Townの住所・アクセスや営業時間など

名称 Porec Old Town
住所 Porec, Croatia
営業時間・開場時間 24時間
利用料金や入場料 無料
参考サイト https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g303829-d523222-Reviews-Porec_Old_Town-Porec_Istria.html
最新情報は必ずリンク先をご確認ください。

Porec Old Townのスポットページ

クロアチアのポレッチとはどんな都市?

クロアチアのポレッチとはどんな都市?
ポレッチはポレチュとも呼ばれ、アドリア海の奥、クロアチアのイストラ半島にある都市です。
クロアチアとは言ってもイタリア寄りの場所にあり、首都ザグレブから300㎞も離れているので、ヴェネツィアなどイタリアの都市から訪れる方がアクセスが良いそうですよ。

紀元前にローマ人が街の原型を造り、1世紀にはパレンティウム(のちパレンツォ)という名前になりました。
3世紀以降はいち早くキリスト教化が進み、この時に大聖堂などが造られました。
その後はヴェネツィアやオーストリア帝国、イタリアなどの支配下に入り、1943年ユーゴスラビア領、そしてクロアチア独立後にクロアチアの都市となり現在に至ります。

エウフラシウス大聖堂

エウフラシウス大聖堂
4世紀頃に礼拝堂の原型がつくられ、6世紀にエウフラシウス司教が全面改修を行いました。
大聖堂、洗礼堂、鐘楼、礼拝堂、中庭など初期キリスト教の複合建築のかたちがそのまま保存されていることはきわめてまれで、この価値が評価されて世界遺産登録となったのです。






大聖堂を最も有名にしているのは、黄金に輝くモザイク壁画です。
ローマ文化やヘレニズムなど東方文化とキリスト教が合わさった世界一のビザンティン美術と されています。
小さなモザイクを組み合わせ、このような大作を作り上げた当時の人々の努力…脱帽です。
いろいろなテーマのものがありますが、イエスを膝に 乗せた聖母マリアのモザイクは必見です。

黄金のモザイクが残されている奇跡

黄金のモザイクが残されている奇跡
大聖堂のモザイクが残されているのは、大きな危機から奇跡的に逃れることができたためでした。
8世紀、この地を支配した東ローマ帝国では聖像禁止令というものが発令されたのです。
元々キリスト教は偶像崇拝禁止が教義にあったため、それを取り締まろうとしたのでした。
聖堂によく見られるモザイク画もこの範疇に入るとされ、破壊の対象となってしまったのです。
当時の弾圧は厳しいものでした。
皇帝は反対派を処刑し、聖像を徹底的に破壊しました。
後に禁止令は撤回されますが、それまでの間に多くの聖像などが被害を受けたのです。
その中で聖堂を含め、教会建築がそのまま残ったエウフラシウス大聖堂は、まさに奇跡だったと言えますね。
次のページでは『パレンティウムの聖マウルス』を掲載!
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