イタリアに囲まれた世界最古の共和国「サンマリノ」の絶景&歴史まとめ

世界最小の共和国の独立はこうやって保たれた

1463年にはリミニのマラテスタ家の侵略にあいましたが自力で撃退。
それどころか、追撃し領土を増やすという快挙も成し遂げています。

独立を保ち続けた理由は政治的なものだけではありません。
街の作り方を見ても独立を保つことができた理由が分かります。
城壁で囲まれている街の入口、「サン・フランチェスコ門」から市街に入ると、要所に防御塁が築かれ町全体が城砦のようになっています。
東側は自然の絶壁になり、中世の時代もこの自然の力こそが難攻不落の共和国を守ってきたのです。
1631年にはローマ教皇ウルバヌス8世(在位1623-1644年)が独立を承認し、世界最古の独立共和国として認められています。
建国以来隣国の争いには中立の立場を貫き、立地のよさと堅固城砦のおかげで侵入者を寄せつけませんでした。
長年密接な関係を築いてきたイタリアと1897年に友好条約が締結され、1992年には国連にも加盟しています。

衛兵が見守る世界最古の共和国サンマリノの魅力

フランス革命の治世にナポレオンが武器や食料などの提供を強要しましたが、中立の立場を貫き食料の提供だけに留めた、強い精神で独立を守り抜いた国です。
20世紀の世界大戦もほぼ被害を受けなかった幸せな街でした。

リベルタ広場には海と緑の美しい眺望が広がり、1754年に生まれた衛兵交代の儀式は現在も行われています。
この広場は自由広場と呼ばれ、ニューヨークにある自由の女神同様、フランスより友好の証として贈られた大理石の自由の女神が建っています。
中立の立場を守り通したサンマリノらしい風景ではないでしょうか?

1361年に建設されたサンマリノ最古の教会サン・フランチェスコ教会も見どころの一つ。
15世紀半ばに完成した城壁内部の歴史地区には、当時の有力者たちの邸宅が軒を連ねています。
20世紀初頭より歴史的建造物を保護しようとの動きもあり、現在のような中世の街並みが形成されているのです。
土産物やレストランなども街並の一つとなっているので観光の際は、建築物と共に楽しんでくださいね。

壮大な歴史を感じて旅をしよう

いかがでしたか。
ただ息を呑む絶景に心焦がすだけではなく、その背景にある歴史を簡単にでも理解することで、世界遺産巡りはより楽しくなります。
「サンマリノ歴史地区とティターノ山」への渡航をぜひご検討ください。
photo by iStock

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